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2020年 5月 17日
主日礼拝

説教
ヨハネ 1章 29-34節

1:29 その翌日、ヨハネは自分の方にイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。
1:30 『私の後に一人の人が来られます。その方は私にまさる方です。私より先におられたからです』と私が言ったのは、この方のことです。
1:31 私自身もこの方を知りませんでした。しかし、私が来て水でバプテスマを授けているのは、この方がイスラエルに明らかにされるためです。」
1:32 そして、ヨハネはこのように証しした。「御霊が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを私は見ました。
1:33 私自身もこの方を知りませんでした。しかし、水でバプテスマを授けるようにと私を遣わした方が、私に言われました。『御霊が、ある人の上に降って、その上にとどまるのをあなたが見たら、その人こそ、聖霊によってバプテスマを授ける者である。』
1:34 私はそれを見ました。それで、この方が神の子であると証しをしているのです。」

説教要旨

 バプテスマのヨハネはヨルダン川で「悔い改めなさい、
天の御国は近づいた」と語り、人々に罪を悔い改め
て赦しを受けるように、とのバプテスマを授けていた。
今日の29節ではイエス様がヨハネからバプテスマ
を受けようとしてやってきました。 長い旧約の歴史
を通じて予告され、待望されたお方の到来です。 

ヨハネはまさにこの時のために来たのですから、
「見よ、世の罪を取り除く神の子羊」と、イエス様を
紹介します。 「神の子羊」と聞いた人々の心に浮
かぶのは、イスラエルの救いのために犠牲として
神に献げられる子羊のことだったでしょう。
そしてこの方こそ、人の罪を背負って犠牲となるた
めに天から来られ、命を献げられた救い主でした。
この方がイスラエルに明らかにされるために、私は
水でバプテスマを授けている事、ヨハネの与えられ
た使命は、この方を人々に紹介することでした。

またヨハネの証言は、「聖霊がこの方の上に降って
留まるのを見たこと」でした。聖霊は三位一体の神
様の一位格で、父、子と共に世界を創造し、旧約
聖書の中にも登場し、神に仕える人々に力を与え
られました。また特に聖書の記者たちにインスピレ
ーションを与えてみ言葉を書かせた真の著者です。
通常人の目に見ることができませんが、このような
特別な時、聖霊の御臨在を人に知らせて励ますた
め、何かの形で人にご自身の存在を表されます。
 イエス様が人としてバプテスマをお受けになった
時、鳩のようにイエス様の上に留まられました。

5月31日はペンテコステです。キリストの十字架
の死と、復活、昇天の後、集まり祈り続ける弟子た
ちに、炎の舌のように分かれて留まられました。
その時弟子たちは力を与えられて、外国の言葉で
それぞれが語り始めるという奇跡が起きて、弟子た
ちは大胆に福音を語る者にに変えられたのです。
現代の私たちの中にも聖霊が留まっておられます。
聖霊は聖書の言葉と共に働いて、私たちに神の
御心を教え、その御心に従って歩む勇気を与えて
くれるお方です。聖霊の御声に聴き従いましょう。



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