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2020年 8月 2日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書 4章 43〜54節

4:43 さて、二日後に、イエスはそこを去ってガリラヤに行かれた。
4:44 イエスご自身、「預言者は自分の故郷では尊ばれない」と証言なさっていた。
4:45 それで、ガリラヤに入られたとき、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎したが、それは、イエスが祭りの間にエルサレムで行ったことを、すべて見ていたからであった。彼らもその祭りに行っていたのである。
4:46 イエスは再びガリラヤのカナに行かれた。イエスが水をぶどう酒にされた場所である。さてカペナウムに、ある王室の役人がいて、その息子が病気であった。
4:47 この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて、イエスのところに行った。そして、下って来て息子を癒やしてくださるように願った。息子が死にかかっていたのである。
4:48 イエスは彼に言われた。「あなたがたは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じません。」
4:49 王室の役人はイエスに言った。「主よ。どうか子どもが死なないうちに、下って来てください。」
4:50 イエスは彼に言われた。「行きなさい。あなたの息子は治ります。」その人はイエスが語ったことばを信じて、帰って行った。
4:51 彼が下って行く途中、しもべたちが彼を迎えに来て、彼の息子が治ったことを告げた。
4:52 子どもが良くなった時刻を尋ねると、彼らは「昨日の第七の時に熱がひきました」と言った。
4:53 父親は、その時刻が、「あなたの息子は治る」とイエスが言われた時刻だと知り、彼自身も家の者たちもみな信じた。
4:54 イエスはユダヤを去ってガリラヤに来てから、これを第二のしるしとして行われた。

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説教要旨

イエス様の一行は、サマリヤを出てガリラヤのカナ
に入ると、カナの人々は一行を歓迎した。その町
には、祭りでエルサレムに行った人たちがいて、
そこでイエス様が病人を癒し、しるしを行うのを見
てきて、その評判が広がっていたのである。
そこに、カペナウムから、病気の息子を持つ王宮の
役人がイエスのもとに来て、息子が死にそうなので
カペナウムに来てを癒してほしい、と懇願した。

この人もイエスの奇跡の評判を聞いてやってきたの
であろう。イエスは、「あなたがたはしるしや奇跡を
見ないと信じない。」と、不信仰を責めた。
それでもこの役人は、この方に頼る以外に救いが
ない、と信じていたので、たじろがずに「子供が死
なないうちに来てください」と食い下がった。

イエスはこの父親の態度の中に信仰があるのを見
てついに、「行きなさい、あなたの息子は治ります。」
と言葉をかけられた。父親は一瞬、イエス様は来て
くれないのかと思ったが「あなたの息子は治ります」
という言葉を信じて帰路についた。イエス様には力
があることを信じ、その言葉を信頼したのである。

カペナウムへの途中で、家から迎えに来た僕と出
会った。息子は治ったときいて、時刻を確かめると、
昨日の第7時(現代の時刻で午後1時)、イエス様
が「あなたの息子は治ります」と言われた時刻である。
父親は喜んだ。息子が助かっただけでなく、救い主、
メシアにお会いしたのである。この父親は家に帰ると、
家族そろってイエスキリストを信ずる者となった。


Since 2020/8/1 Updated 2020/8/4