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2020年 9月 27日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書 7:14-24

7:14 祭りもすでに半ばになったころ、イエスは宮に上って教え始められた。
7:15 ユダヤ人たちは驚いて言った。「この人は学んだこともないのに、どうして学問があるのか。」
7:16 そこで、イエスは彼らに答えられた。「わたしの教えは、わたしのものではなく、わたしを遣わされた方のものです。
7:17 だれでも神のみこころを行おうとするなら、その人には、この教えが神から出たものなのか、わたしが自分から語っているのかが分かります。
7:18 自分から語る人は自分の栄誉を求めます。しかし、自分を遣わされた方の栄誉を求める人は真実で、その人には不正がありません。
7:19 モーセはあなたがたに律法を与えたではありませんか。それなのに、あなたがたはだれも律法を守っていません。あなたがたは、なぜわたしを殺そうとするのですか。」
7:20 群衆は答えた。「あなたは悪霊につかれている。だれがあなたを殺そうとしているのか。」
7:21 イエスは彼らに答えられた。「わたしが一つのわざを行い、それで、あなたがたはみな驚いています。
7:22 モーセはあなたがたに割礼を与えました。それはモーセからではなく、父祖たちから始まったことです。そして、あなたがたは安息日にも人に割礼を施しています。
7:23 モーセの律法を破らないようにと、人は安息日にも割礼を受けるのに、わたしが安息日に人の全身を健やかにしたということで、あなたがたはわたしに腹を立てるのですか。
7:24 うわべで人をさばかないで、正しいさばきを行いなさい。」

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説教要旨

仮庵の祭りにエルサレムに上られたイエスは1週間
の祭りの半ばに宮に上って人々を教え始められた。
その教えを聞いたユダヤ人たちは、その教えの権威
と深遠な知恵に驚いた。イエス様はユダヤ教の教師
としての学問を修めてはいないことは知られていた
ので、皆不思議がった。するとイエスは「私の教えは
自分から出たものではなく、私を遣わされた神から
の教えである。」と、その権威の源を明らかにされた。
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神の御心を行おうとするものには、その教えが神か
らのものか、人からのものかがわかる、と言われた。
人からの教えとは、律法学者のように学識をひけら
かし、人からの称賛を得ようとする自己中心である。
神から遣わされた者とは、神の命ずるとおりに語る
者で、人の罪を指摘し、裁きを告げることもあるので
預言者のように屡々迫害を受けなければならない。
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イエスは、私は神からの教えを語る者、と言われた。
モーセの律法を拠り所とするあなたがたは、なぜ私
を殺そうとするのか、とも。ユダヤ人指導者たちの
間に、すでにイエスを殺そうとする策略が巡らされ
ていた。それはイエスが安息日に病人を癒された
ことに端を発していた。イエスは、あなた方は安息
日にも割礼を施すではないか。それなら人の全身
を健康にすることになぜ腹を立てるのか?

律法を形式的に守るのではなく、神の御心にかな
うように、愛の業を行いなさい、と教えられた。

Since 2020/9/2 UPdated 2020/10/9