○○
2020年 10月4日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書 7:25-36

7:25 さて、エルサレムのある人たちは、こう言い始めた。「この人は、彼らが殺そうとしている人ではないか。
7:26 見なさい。この人は公然と語っているのに、彼らはこの人に何も言わない。もしかしたら議員たちは、この人がキリストであると、本当に認めたのではないか。
7:27 しかし、私たちはこの人がどこから来たのか知っている。キリストが来られるときには、どこから来るのかだれも知らないはずだ。」
7:28 イエスは宮で教えていたとき、大きな声で言われた。「あなたがたはわたしを知っており、わたしがどこから来たかも知っています。しかし、わたしは自分で来たのではありません。わたしを遣わされた方は真実です。その方を、あなたがたは知りません。
7:29 わたしはその方を知っています。なぜなら、わたしはその方から出たのであり、その方がわたしを遣わされたからです。」
7:30 そこで人々はイエスを捕らえようとしたが、だれもイエスに手をかける者はいなかった。イエスの時がまだ来ていなかったからである。
7:31 群衆のうちにはイエスを信じる人が多くいて、「キリストが来られるとき、この方がなさったよりも多くのしるしを行うだろうか」と言い合った。
7:32 パリサイ人たちは、群衆がイエスについて、このようなことを小声で話しているのを耳にした。それで祭司長たちとパリサイ人たちは、イエスを捕らえようとして下役たちを遣わした。
7:33 そこで、イエスは言われた。「もう少しの間、わたしはあなたがたとともにいて、それから、わたしを遣わされた方のもとに行きます。
7:34 あなたがたはわたしを捜しますが、見つけることはありません。わたしがいるところに来ることはできません。」
7:35 すると、ユダヤ人たちは互いに言った。「私たちには見つからないとは、あの人はどこへ行くつもりなのか。まさか、ギリシア人の中に離散している人々のところに行って、ギリシア人を教えるつもりではあるまい。
7:36 『あなたがたはわたしを捜しますが、見つけることはありません。わたしがいるところに来ることはできません』とあの人が言ったこのことばは、どういう意味だろうか。」

もし自動的に音声が流れない場合、ここをクリック
♪ 当日の説教
♪ 事前録音分

説教要旨

仮庵の祭りに賑わうエルサレムの街はイエス様の
噂でもちきりであった。祭司長、パリサイ人たちは
イエスを殺そうと諮っていたが、群衆のため中々手
出しができずにいた。それを見て、ある人々は、議
員たちはこの人が本当にメシアだと認めたのでは
ないか、と考える者もいた。メシアはどこからとも知
られず、神秘的な現れ方をするはずだ、と思う人は
この人はガリラヤの大工の出で素性もわかっている。

そんな人がメシアであるはずがない、と言っていた。
イエスは、あなた方は私の素性を知っていると思っ
ているが、私を派遣された真理である父を知らない
と言われた。神殿を司る祭司長やパリサイ人などは、
どうすることもできず、実力行使で捕えようと神殿を
警備する役人を送った。イエス様は、もうしばらくす
ると、私は私を遣わされた方の許に帰っていきます。

あなた方は私を探しても見つけることはできません、
と言われた。人々はそれが天の父の許に行くことと
は思わずに、私のもとに来ることができないとは、
遠い外国に行って、ディアスポラのユダヤ人に語り、
或いはギリシア人を教えるつもりだろうか、と噂した。
その言葉は、意図しない預言であった。キリストの
教えは全世界に広がって、今、私たちもその中に
入れられている。

Since 2020/10/3
Updated 2020/10/9