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2020年 10月18日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書 8:1〜11

8:1 イエスはオリーブ山に行かれた。
8:2 そして朝早く、イエスは再び宮に入られた。人々はみな、みもとに寄って来た。イエスは腰を下ろして、彼らに教え始められた。
8:3 すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、
8:4 イエスに言った。「先生、この女は姦淫の現場で捕らえられました。
8:5 モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするよう私たちに命じています。あなたは何と言われますか。」
8:6 彼らはイエスを告発する理由を得ようと、イエスを試みてこう言ったのであった。だが、イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた。
8:7 しかし、彼らが問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの人に石を投げなさい。」
8:8 そしてイエスは、再び身をかがめて、地面に何かを書き続けられた。
8:9 彼らはそれを聞くと、年長者たちから始まり、一人、また一人と去って行き、真ん中にいた女とともに、イエスだけが残された。
8:10 イエスは身を起こして、彼女に言われた。「女の人よ、彼らはどこにいますか。だれもあなたにさばきを下さなかったのですか。」
8:11 彼女は言った。「はい、主よ。だれも。」イエスは言われた。「わたしもあなたにさばきを下さない。行きなさい。これからは、決して罪を犯してはなりません。」〕

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説教要旨

イエス様が朝早く神殿で人々を教えている時、
パリサイ人や律法学者たちが、姦淫の現場で捕
らえられたという女を連れてきて、前に立たせた。
モーセの律法では姦淫の現行犯が見つかった
場合は死罪と決められていた。

律法学者たちはイエスに「律法はこういう女を石
打にするように決めているが、あなたは何と言わ
れますか」と問いかけた。「ゆるしてやれ」と言え
ば、律法にそむく偽教師として断罪し、「殺せ」
と言えばローマ法に背く反逆者としてローマの
官憲に突きだす、板挟み作戦であった。

イエス様は黙って地面に何か書いておられた
が、あまりしつこく問うので体を起こして、「あなた
がたの中で罪のないものがまず石を投げなさい」
と言われ、またしゃがんで何か書いておられた。
この言葉は、激しく詰め寄っていた律法学者たち
の心を鋭く貫いた。居丈高に姦淫の女を見下ろ
していた律法学者たちは、自分の罪がつきつけら
れ、自分が神の前にみじめな罪人として裁かれて
いることに気付いた。

ユダヤ人達は年寄りから一人一人そこを去って行
ってイエス様の他誰もいなくなった。

あなた自身、自分の目にある梁が見えていない
のに、兄弟に対して、「兄弟、あなたの目のちりを
取り除かせてください」と、どうして言えるのですか。
偽善者よ、まず自分の目から梁を取り除きなさい。
そうすれば、兄弟の目のちりがはっきり見えるよう
になって、取り除くことができます。(ルカ6:42)

Since 2020/10/13
Updated 2020/10/20