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2020年 11月8日
主日礼拝

説教
ヨハネ 8章 31〜47節

8:31 イエスは、ご自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「あなたがたは、わたしのことばにとどまるなら、本当にわたしの弟子です。
8:32 あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」
8:33 彼らはイエスに答えた。「私たちはアブラハムの子孫であって、今までだれの奴隷になったこともありません。どうして、『あなたがたは自由になる』と言われるのですか。」
8:34 イエスは彼らに答えられた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。罪を行っている者はみな、罪の奴隷です。
8:35 奴隷はいつまでも家にいるわけではありませんが、息子はいつまでもいます。
8:36 ですから、子があなたがたを自由にするなら、あなたがたは本当に自由になるのです。
8:37 わたしは、あなたがたがアブラハムの子孫であることを知っています。しかし、あなたがたはわたしを殺そうとしています。わたしのことばが、あなたがたのうちに入っていないからです。
8:38 わたしは父のもとで見たことを話しています。あなたがたは、あなたがたの父から聞いたことを行っています。」
8:39 彼らはイエスに答えて言った。「私たちの父はアブラハムです。」イエスは彼らに言われた。「あなたがたがアブラハムの子どもなら、アブラハムのわざを行うはずです。
8:40 ところが今あなたがたは、神から聞いた真理をあなたがたに語った者であるわたしを、殺そうとしています。アブラハムはそのようなことをしませんでした。
8:41 あなたがたは、あなたがたの父がすることを行っているのです。」すると、彼らは言った。「私たちは淫らな行いによって生まれた者ではありません。私たちにはひとりの父、神がいます。」
8:42 イエスは言われた。「神があなたがたの父であるなら、あなたがたはわたしを愛するはずです。わたしは神のもとから来てここにいるからです。わたしは自分で来たのではなく、神がわたしを遣わされたのです。
8:43 あなたがたは、なぜわたしの話が分からないのですか。それは、わたしのことばに聞き従うことができないからです。
8:44 あなたがたは、悪魔である父から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと思っています。悪魔は初めから人殺しで、真理に立っていません。彼のうちには真理がないからです。悪魔は、偽りを言うとき、自分の本性から話します。なぜなら彼は偽り者、また偽りの父だからです。
8:45 しかし、このわたしは真理を話しているので、あなたがたはわたしを信じません。
8:46 あなたがたのうちのだれが、わたしに罪があると責めることができますか。わたしが真理を話しているなら、なぜわたしを信じないのですか。
8:47 神から出た者は、神のことばに聞き従います。ですから、あなたがたが聞き従わないのは、あなたがたが神から出た者でないからです。」


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説教要旨

主イエスは、イエスを信じたというユダヤ人達に語る。
私の言葉に留まるなら、あなた方は私の弟子です。
そして、弟子ならば真理を知り、真理なあなた方を
自由にする。ユダヤ人達は、この「自由にする」とい
う言葉に不満を抱いた。自由にする、とは今は不自
由、即ち奴隷だという意味ではないか。我々はアブ
ラハムの子孫、神の約束を受けた、選ばれた民で、
奴隷になったことはない、と民族のプライドを傷つ
けられた、と反感を募らせる。

イエスは更に、罪を行う者は罪の奴隷であると言う。
このユダヤ人達はアブラハムの子孫、神の民を自
任していたが、自分の罪を知らず、神の赦しを受け
ることが必要だとも思わず、血筋はアブラハムの子
孫でも、霊的には傲慢の罪に陥っていた。イエスを
信じ、その言葉に留まるものは本当の弟子である。
その時あなたは真理を知り、真理はあなたを自由
にする、と言われた。

私たちもかつては欲望や恐れや様々な執着心に
捕らわれて自由を失っていた。善を行いたい気持
と、出来ない自分の葛藤をパウロも告白している。
(ローマ7:18)。しかし、私たちの心の内におられ
る聖霊に委ねて生きることによって誘惑に勝利す
ることができる。真理はあなた方を自由にします、
との言葉が心の中で実現するのである。
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しかし戦いはそこで終わりではなく、私たちがこの
肉体にあるかぎり、新たな罪の誘惑に対する戦い
がある。私たちの戦いの武器である武具のリストが
(エペソ6:10〜18)にある。 その結果与えられる
聖霊の実(ガラテヤ5:22)と共に味わってみたい。


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Updated 2020/11/8