○○
2021年 2月14日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書11章 1~18

11:1 さて、ある人が病気にかかっていた。ベタニアのラザロである。ベタニアはマリアとその姉妹マルタの村であった。
11:2 このマリアは、主に香油を塗り、自分の髪で主の足をぬぐったマリアで、彼女の兄弟ラザロが病んでいたのである。
11:3 姉妹たちは、イエスのところに使いを送って言った。「主よ、ご覧ください。あなたが愛しておられる者が病気です。」
11:4 これを聞いて、イエスは言われた。「この病気は死で終わるものではなく、神の栄光のためのものです。それによって神の子が栄光を受けることになります。」
11:5 イエスはマルタとその姉妹とラザロを愛しておられた。
11:6 しかし、イエスはラザロが病んでいると聞いてからも、そのときいた場所に二日とどまられた。
11:7 それからイエスは、「もう一度ユダヤに行こう」と弟子たちに言われた。
11:8 弟子たちはイエスに言った。「先生。ついこの間ユダヤ人たちがあなたを石打ちにしようとしたのに、またそこにおいでになるのですか。」
11:9 イエスは答えられた。「昼間は十二時間あるではありませんか。だれでも昼間歩けば、つまずくことはありません。この世の光を見ているからです。
11:10 しかし、夜歩けばつまずきます。その人のうちに光がないからです。」
11:11 イエスはこのように話し、それから弟子たちに言われた。「わたしたちの友ラザロは眠ってしまいました。わたしは彼を起こしに行きます。」
11:12 弟子たちはイエスに言った。「主よ。眠っているのなら、助かるでしょう。」
11:13 イエスは、ラザロの死のことを言われたのだが、彼らは睡眠の意味での眠りを言われたものと思ったのである。
11:14 そこで、イエスは弟子たちに、今度ははっきりと言われた。「ラザロは死にました。
11:15 あなたがたのため、あなたがたが信じるためには、わたしがその場に居合わせなかったことを喜んでいます。さあ、彼のところへ行きましょう。」
11:16 そこで、デドモと呼ばれるトマスが仲間の弟子たちに言った。「私たちも行って、主と一緒に死のうではないか。」
11:17 イエスがおいでになると、ラザロは墓の中に入れられて、すでに四日たっていた。
11:18 ベタニアはエルサレムに近く、十五スタディオンほど離れたところにあった。

もし自動的に音声が流れない
場合、ここをクリック
当日の説教
<準備中>
♪ 事前録音分

説教要旨

石打にされる所を逃れてヨルダン川の向こうの地に
退いておられたイエス様に、エルサレム近郊のベタ
ニヤから使いが来て、マリヤとマルタの兄弟ラザロの
重い病気を知らせてきた。イエス様は「この病気は
死で終わるだけではなく、神の栄光の為です。」と言
われて、すぐには行かずに2日を置いて出発された。
?
弟子たちは、石打を逃れて来たばかりなのにまた行
くのですか?との問いに、死んだラザロを起こしに行
くのだと言われた。死んだラザロのところに行くとは、
つまり死ぬのだろうと早合点したトマスは、主が死な
れるなら我々も一緒に死のうではないかと語った。
?
着いてみるとラザロは既に死んで4日たっていた。
2日置かずにすぐに出発したとしても間に合わなか
ったことに変わりはない。遺体の腐敗が進んだ4日
目まで遅らせた理由は、イエス様が死に勝つお方で
あることを確証するためであったと考えられるのです。
?
死んで2日であったら、蘇ったとしても、仮死状態
であったとの異論が出たかもしれないが、すでに
「匂います」と言う腐敗した状態からの復活は、人
に生命を与える神の奇跡の力を力強く証しするもの
です。マリアとマルタはラザロが重態でイエス様に
使者を出してからの数日は、待ち焦がれる時でした。
?
人の祈り願うことは「少しも早く」でも、神様の答えは、
待たされることがあります。それは忍耐を要する時、
信仰を鍛えられる時です。特に私たちが待ち望む
主の再臨は長い間待たされていますが、神様の
約束を信じ、神様の時の来るのを忍耐をもって待ち
望む者でありたいものです。

Since 2021/2/1 Updated 2021/2/6