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2021年 2月28日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書11章 19~39節

11:19 マルタとマリアのところには、兄弟のことで慰めようと、大勢のユダヤ人が来ていた。
11:20 マルタは、イエスが来られたと聞いて、出迎えに行った。マリアは家で座っていた。
11:21 マルタはイエスに言った。「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。
11:22 しかし、あなたが神にお求めになることは何でも、神があなたにお与えになることを、私は今でも知っています。」
11:23 イエスは彼女に言われた。「あなたの兄弟はよみがえります。」
11:24 マルタはイエスに言った。「終わりの日のよみがえりの時に、私の兄弟がよみがえることは知っています。」
11:25 イエスは彼女に言われた。「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。
11:26 また、生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。あなたは、このことを信じますか。」
11:27 彼女はイエスに言った。「はい、主よ。私は、あなたが世に来られる神の子キリストであると信じております。」
11:28 マルタはこう言ってから、帰って行って姉妹のマリアを呼び、そっと伝えた。「先生がお見えになり、あなたを呼んでおられます。」
11:29 マリアはそれを聞くと、すぐに立ち上がって、イエスのところに行った。
11:30 イエスはまだ村に入らず、マルタが出迎えた場所におられた。
11:31 マリアとともに家にいて、彼女を慰めていたユダヤ人たちは、マリアが急いで立ち上がって出て行くのを見て、墓に泣きに行くのだろうと思い、ついて行った。
11:32 マリアはイエスがおられるところに来た。そしてイエスを見ると、足もとにひれ伏して言った。「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。」
11:33 イエスは、彼女が泣き、一緒に来たユダヤ人たちも泣いているのをご覧になった。そして、霊に憤りを覚え、心を騒がせて、
11:34 「彼をどこに置きましたか」と言われた。彼らはイエスに「主よ、来てご覧ください」と言った。
11:35 イエスは涙を流された。
11:36 ユダヤ人たちは言った。「ご覧なさい。どんなにラザロを愛しておられたことか。」
11:37 しかし、彼らのうちのある者たちは、「見えない人の目を開けたこの方も、ラザロが死なないようにすることはできなかったのか」と言った。
11:38 イエスは再び心のうちに憤りを覚えながら、墓に来られた。墓は洞穴で、石が置かれてふさがれていた。
11:39 イエスは言われた。「その石を取りのけなさい。」死んだラザロの姉妹マルタは言った。「主よ、もう臭くなっています。四日になりますから。」

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当日の説教
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説教要旨

ラザロが死にそうだとの知らせを受けてイエス様が
ベタニヤに来られると、ラザロの姉妹マルタが迎え
に出てきた。ラザロは既に死後4日も経っていた。
嘆くマルタに主は、あなたの兄弟は甦ります(23)
と、ラザロが生き返ることを告げられた。マルタは、
終わりの日に蘇ることは知っています、と答えた。

イエス様は更に、私はよみがえりです、いのちです、
私を信じる者は死んでも生きるのです、と告げる。
マルタは、あなたは世に来られる神の子キリストです
と正しく信仰告白するが、主がラザロを生き返らせ
ることを告白するには至らなかった。

マリアは家にいたが、主がお呼びと聞いて、イエス
様の居られる所に行き、その足元に伏して、「主よ、
もしここにいてくださったならラザロは死ななかった
でしょうに、」と泣き崩れた。その時イエス様はマリア
や村人が泣くのを見て、霊の憤りを覚えられた。

これは激しい言葉で、馬が怒って鼻息を吹く、最大
級の興奮を示している。主はマリアや村人が泣き悲
しんでいるのを見て激しい憤りと怒りを覚えられた。
それは、人類を罪と死に閉じ込め、押さえつけてい
るサタンの支配に対して怒りを燃やされたのである。

この後イエス様は十字架への道を進まれるが、それ
はご自分の生命を賭して人々を命へと救う、サタン
との戦いであった。その前哨戦として死に陥ったラ
ザロを蘇らせるための信仰の戦いであった。
死んでから4日、普通なら腐敗して腐臭を発する
死体を、墓から呼び出し、生き返らせる聖なる戦い
であって、イエスこそ死を克服する命の主である/


Since 2021/2/21 Updated 2021/2/27