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2021年 3月21日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書12章 1~11節

12:1 さて、イエスは過越の祭りの六日前にベタニアに来られた。そこには、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロがいた。
12:2 人々はイエスのために、そこに夕食を用意した。マルタは給仕し、ラザロは、イエスとともに食卓に着いていた人たちの中にいた。
12:3 一方マリアは、純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
12:4 弟子の一人で、イエスを裏切ろうとしていたイスカリオテのユダが言った。
12:5 「どうして、この香油を三百デナリで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
12:6 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼が盗人で、金入れを預かりながら、そこに入っているものを盗んでいたからであった。
12:7 イエスは言われた。「そのままさせておきなさい。マリアは、わたしの葬りの日のために、それを取っておいたのです。
12:8 貧しい人々は、いつもあなたがたと一緒にいますが、わたしはいつも一緒にいるわけではありません。」
12:9 すると、大勢のユダヤ人の群衆が、そこにイエスがおられると知って、やって来た。イエスに会うためだけではなく、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロを見るためでもあった。
12:10 祭司長たちはラザロも殺そうと相談した。
12:11 彼のために多くのユダヤ人が去って行き、イエスを信じるようになったからである。

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当日の説教
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説教要旨

過ぎ越しの6日前、イエス様はエルサレム郊外の
ベタニア、ラザロのいた村にやって来た。 そこで
イエス様を迎えて、晩餐会が開かれた。物見高い
人々はイエスと、前に生き返らせて頂いたラザロを
見ようと押しかけていた。そこにラザロの姉妹マリア
が、高価なナルドの香油の入ったツボを持って現
れ、イエス様の足に塗って自分の髪の毛で拭った。

ヒマラヤの山中に咲くというナルドの香りが部屋中
にみちた。マリアはイエス様を信じて罪から救われ、
神様の恵みの光に照らされ、生まれ変わった感謝で
いっぱいでした。この方に自分のすべてを捧げたい
と思っていたのです。ところがイエス様に危険が迫
っていることを聞いたのでしょう、今しかないと思い
切って自分の一番大切なものを持ってきたのです。

 他方イスカリオテのユダは、この香油を300デナリ
で売って、貧しい人に施すことができたはずだ。と
マリアを非難したのです。ユダが金の亡者になって
しまったきっかけがありました。最初はイエス様の教
えに引かれて弟子になったのですが、会計係をす
るうちに、公金をごまかす盗みを働いたからでした。

するとお金のことがいつも頭を離れなくなり、マリア
の献身的な美しい行いも、ただの浪費として非難
すべきことに見えてしまったのです。
イエス様に自分の一番大切なものを捧げたいと思
ったマリアと、それが無駄遣いにしか見えなかった
ユダの鮮やかな対比がここのポイントです。

私たちのために命を捨てて救って下さったイエス様
に私は何を捧げたらよいでしょうか。

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