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2021年 4月18日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 1章1~15節

1:1 キリスト・イエスのしもべ、神の福音のために選び出され、使徒として召されたパウロから。
1:2 ──この福音は、神がご自分の預言者たちを通して、聖書にあらかじめ約束されたもので、
1:3 御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、
1:4 聖なる霊によれば、死者の中からの復活により、力ある神の子として公に示された方、私たちの主イエス・キリストです。
1:5 この方によって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。御名のために、すべての異邦人の中に信仰の従順をもたらすためです。
1:6 その異邦人たちの中にあって、あなたがたも召されてイエス・キリストのものとなりました──
1:7 ローマにいるすべての、神に愛され、召された聖徒たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように。
1:8 まず初めに、私はあなたがたすべてについて、イエス・キリストを通して私の神に感謝します。全世界であなたがたの信仰が語り伝えられているからです。
1:9 私が御子の福音を伝えつつ心から仕えている神が証ししてくださることですが、私は絶えずあなたがたのことを思い、
1:10 祈るときにはいつも、神のみこころによって、今度こそついに道が開かれ、何とかしてあなたがたのところに行けるようにと願っています。
1:11 私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでも分け与えて、あなたがたを強くしたいからです。
1:12 というより、あなたがたの間にあって、あなたがたと私の互いの信仰によって、ともに励ましを受けたいのです。
1:13 兄弟たち、知らずにいてほしくはありません。私はほかの異邦人たちの間で得たように、あなたがたの間でもいくらかの実を得ようと、何度もあなたがたのところに行く計画を立てましたが、今に至るまで妨げられてきました。
1:14 私は、ギリシア人にも未開の人にも、知識のある人にも知識のない人にも、負い目のある者です。
1:15 ですから私としては、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を伝えたいのです。


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説教要旨

今日からローマ人への手紙に入る。パウロがまだ
見ぬローマの教会にあてて書いた手紙で、教理に
も実践にも充実した、代表的なパウロ書簡である。
今日の1章は冒頭のあいさつで、パウロの自己紹
介と宛先(ローマ教会)そして手紙全体の主題で
ある福音の簡単な紹介。8節からはローマのクリス
チャンたちを思うパウロの気持ちを訴えている。

パウロは自分をキリストの僕と自己紹介するが、
“しもべ”には奴隷と言う意味のドゥーロスが使
われている。奴隷は主人に買い取られた所有物
で、生殺与奪も行動の自由も主人の手にある。

パウロは本当に宣教のために命を神にささげて
力を尽くしていました。この手紙が書かれた57年
ごろ、キリストの十字架から約30年後、専門の
牧師・伝道者は少なく、すべてのクリスチャンが
自分の周囲に福音を伝えて、キリスト教が急速に
広がって行った時代です。

中には間違った信仰を伝えて歩く者もいて、正し
い信仰を伝えることは大事な課題でした。そこに
この手紙ような文書が、教会から教会へと回覧
され、書き写されて広がって行きました。それらは
本当の神の権威に基く文書かどうかで振るわれ、
集められ新約聖書として編纂されていきます。

8節からはローマのクリスチャンへの、会って励ま
し合いたいというパウロの思いが語られています。
以前からローマへ行きたかった。あなたがたの事
が頭から離れない、と言います。

私はすべての人に返さなければならない負債が
ある、と言うのは、先に助け上げられた者として、
まだ水中で助けを求めている人々に、手を差し
伸ばす責任を感じているいということでしょう。
それはすべてのクリスチャンにも言えることで、私
たちにも他の人に福音を伝える責任があります。

Since 2021/4/11 Updated 2021/4/17