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2021年 6月13日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 5:1-11

5:1 こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。
5:2 このキリストによって私たちは、信仰によって、今立っているこの恵みに導き入れられました。そして、神の栄光にあずかる望みを喜んでいます。
5:3 それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。それは、苦難が忍耐を生み出し、
5:4 忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。
5:5 この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。
5:6 実にキリストは、私たちがまだ弱かったころ、定められた時に、不敬虔な者たちのために死んでくださいました。
5:7 正しい人のためであっても、死ぬ人はほとんどいません。善良な人のためなら、進んで死ぬ人がいるかもしれません。
5:8 しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。
5:9 ですから、今、キリストの血によって義と認められた私たちが、この方によって神の怒りから救われるのは、なおいっそう確かなことです。
5:10 敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させていただいたのなら、和解させていただいた私たちが、御子のいのちによって救われるのは、なおいっそう確かなことです。
5:11 それだけではなく、私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を喜んでいます。キリストによって、今や、私たちは和解させていただいたのです。

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当日の説教
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説教要旨

前章の終わりの、「主イエスは私たちの背きの罪の為
に死に渡され、私たちが義と認められるためによみが
えられた。」との信条は私たちの救いの恵みを端的に
明らかにしたが、その結果の神の救いを受けた私た
ちの生活は、上からの恵みを受けた、喜びと平和の
人生に変えられたのである。

神の怒りとさばきを恐れる人生から、神の恵みに入れ
られた私たちが、その約束を受けた時から、神との平
和、さらには神の愛を受けた者として、愛と平和の恵
みの中に生きる日々が与えられた。その結果、我々を
襲う数々の苦難の中に在っても、それを乗り越える信
仰と忍耐、試練の中で鍛えられて行く練られた品性を
身に着けるようになり、それが更に希望を生むのです。

それだけでなく更にその試練を喜びに変えて下さる
ことでキリスト者は信仰に対する圧迫を受けてもそれ
によって落胆することなく、却って聖霊によって神の
愛を知り、力づけられるのである。

隣人のために犠牲となって、生命をも与える者は世に
極めて稀でしょう。しかし、キリストは私たちが隣人で
あったのではなく、敵であったとき、私たちのためにご
自分の生命を与えて、私たちを救って下さった。その
御子の死、十字架によって私たちは救いを受けた。

このような恵みの中に置かれて、私たちは神を喜び、
感謝しながら生きているでしょうか。浮き沈みの多い
日常の感覚としていつもそうであるとは限らないかも
しれません。

しかし、不敬虔、不従順、反抗的な罪人であった
私たちを、愛のゆえに犠牲を払ってお救い下さっ
た神が、今私たちをその中に置いてくださってい
る恵みの豊かさに目を開かれるならば、それがど
れほど幸いなことかを知って喜ぶことが出来るで
しょう。

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