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2021年 7月25日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 7:7-15

7:7 それでは、どのように言うべきでしょうか。律法は罪なのでしょうか。決してそんなことはありません。むしろ、律法によらなければ、私は罪を知ることはなかったでしょう。実際、律法が「隣人のものを欲してはならない」と言わなければ、私は欲望を知らなかったでしょう。
7:8 しかし、罪は戒めによって機会をとらえ、私のうちにあらゆる欲望を引き起こしました。律法がなければ、罪は死んだものです。
7:9 私はかつて律法なしに生きていましたが、戒めが来たとき、罪は生き、
7:10 私は死にました。それで、いのちに導くはずの戒めが、死に導くものであると分かりました。
7:11 罪は戒めによって機会をとらえ、私を欺き、戒めによって私を殺したのです。
7:12 ですから、律法は聖なるものです。また戒めも聖なるものであり、正しく、また良いものです。
7:13 それでは、この良いものが、私に死をもたらしたのでしょうか。決してそんなことはありません。むしろ、罪がそれをもたらしたのです。罪は、この良いもので私に死をもたらすことによって、罪として明らかにされました。罪は戒めによって、限りなく罪深いものとなりました。
7:14 私たちは、律法が霊的なものであることを知っています。しかし、私は肉的な者であり、売り渡されて罪の下にある者です。
7:15 私には、自分のしていることが分かりません。自分がしたいと願うことはせずに、むしろ自分が憎んでいることを行っているからです。

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当日の説教
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説教要旨

律法は人のいのちのために与えられたものだが、
しばしば人を死に至らせる。これまでの経過から
律法は罪なのか、という問いが出される。勿論No
である。律法は罪を自覚させる働きがあるが、それ
だけでなく、罪が絡むと罪を意識させ、誘惑となり、
更に罪に引き込む場合がある。勿論原因は律法
ではなく、罪が原因ではあるが。

隣人の家を欲してはならない(貪るな)との戒めが
来て、欲望が引き出され、かつ欲望との葛藤で、
自分は死んだ、と告白する。律法は聖なるもの、
善で且つ正しいものだが、その善いものがパウロを
殺したのか? そうではなく、欲望を燃え上がらせ、
律法との葛藤を招いたのは罪である。
?
罪はこの善いもの(律法)で死をもたらすことが悪性
の本性を表した。律法は神が与えた霊的なものだ
が、パウロは、自分は肉につくもので、良いことをし
たいのに自分の憎むこと(罪)を行っている。と告白
する。
あの大伝道者パウロの苦しみは人を驚かせるが、
我々も自分の中に有る、神につく霊に従って歩み、
罪の誘惑と戦って勝利を見出そう。

Since 2021/7/18 Updated 2021/7/24