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2021年 8月8日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 8:1-17

8:1 こういうわけで、今や、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。
8:2 なぜなら、キリスト・イエスにあるいのちの御霊の律法が、罪と死の律法からあなたを解放したからです。
8:3 肉によって弱くなったため、律法にできなくなったことを、神はしてくださいました。神はご自分の御子を、罪深い肉と同じような形で、罪のきよめのために遣わし、肉において罪を処罰されたのです。
8:4 それは、肉に従わず御霊に従って歩む私たちのうちに、律法の要求が満たされるためなのです。
8:5 肉に従う者は肉に属することを考えますが、御霊に従う者は御霊に属することを考えます。
8:6 肉の思いは死ですが、御霊の思いはいのちと平安です。
8:7 なぜなら、肉の思いは神に敵対するからです。それは神の律法に従いません。いや、従うことができないのです。
8:8 肉のうちにある者は神を喜ばせることができません。
8:9 しかし、もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉のうちにではなく、御霊のうちにいるのです。もし、キリストの御霊を持っていない人がいれば、その人はキリストのものではありません。
8:10 キリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、御霊が義のゆえにいのちとなっています。
8:11 イエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリストを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられるご自分の御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだも生かしてくださいます。
8:12 ですから、兄弟たちよ、私たちには義務があります。肉に従って生きなければならないという、肉に対する義務ではありません。
8:13 もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬことになります。しかし、もし御霊によってからだの行いを殺すなら、あなたがたは生きます。
8:14 神の御霊に導かれる人はみな、神の子どもです。
8:15 あなたがたは、人を再び恐怖に陥れる、奴隷の霊を受けたのではなく、子とする御霊を受けたのです。この御霊によって、私たちは「アバ、父」と叫びます。
8:16 御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。
8:17 子どもであるなら、相続人でもあります。私たちはキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているのですから、神の相続人であり、キリストとともに共同相続人なのです。

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説教要旨

ローマ7章は心中の戦いの悲痛な叫びで終わった
が、8章はキリストにある輝かしい勝利。聖霊による
勝利である。キリストの十字架の贖いにより、キリスト
にある者が罪に定められることは決してない。

キリストの命の律法(ノモス・法則・原理)が、罪と死
のノモスから解放したから。そのように肉と御霊は
対立概念で、絶えずせめぎ合う。 肉に生きるか、
御霊に従って生きるか。私たちはしばしば二者択
一の分かれ道に迷う。肉に従う者は肉に属すること
を考える。目に見えるこの世の欲望に彩られた世界。

御霊に従う者は永遠の世界、信仰の世界への目が
開かれる。その結果人格に働きかけて「聖霊の実」
を結ばせてくださるのも聖霊です。聖霊の実とは、
愛、喜び、平安、寛容‥と列挙されている通りの、
正しく、きよく、好ましい人格描写に目を奪われる。

高貴な、魅力に満ちた人格が人の中に輝いてい
るのを見て、名付けた心の輝かしい力である。それ
は聖霊から流れ出して周囲の人々を潤し、恵みを
注いで御業を為す大きな賜物である。そして、聖霊
は神を啓示し、御言葉を教えてくれる方で、聖書と
共にみ霊が働かれるなら、御言葉が輝きだして、
自分に語りかける神様の啓示に触れる経験をする。

死にかけているような生気を失ったものも、死ぬべき
体が甦るように生かして下さる。恐れを抱かせる奴
隷の霊ではなく、愛の父に対して「アバ父よ」と呼び
かける、神の子となる霊が与えられたのである。


Since 2021/7/31 Updated 2021/8/7