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2021年 9月5日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 12:3-8

12:3 私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがた一人ひとりに言います。思うべき限度を超えて思い上がってはいけません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深く考えなさい。
12:4 一つのからだには多くの器官があり、しかも、すべての器官が同じ働きをしてはいないように、
12:5 大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです。
12:6 私たちは、与えられた恵みにしたがって、異なる賜物を持っているので、それが預言であれば、その信仰に応じて預言し、
12:7 奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教え、
12:8 勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は喜んでそれを行いなさい。

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当日の説教
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説教要旨

パウロは各々が神への献身を前提にして建て上げ
る共同体の倫理を説く。共同体のモラルで大切な
ことは、各々が他との関係性を健全に保つために、
自分を弁えて互いに他を尊重することである。
思い上がりと傲慢は人間関係を損なうのである。

慎み深く思うことで、お互いに理解し心が通じ合う。
人間の体に多くの器官があるように、キリストの体
である教会にも多様な人々が、異なった賜物や気
質をもっているが、信仰によって頭であるキリストに
繋がっている。

人体は多様な、しかし精緻な協同作業によって統
一が取れ、働きがなされている。小さな一つ一つの
器官も、細胞も、それぞれ必要な働きを共に働かせ
て人体の統合性を維持している。同様に私たち一
人一人もキリストを頭とする教会に連なって、夫々
与えられた賜物を献げて、有機体を構成する。
賜物は違うが、惜しみなく、熱心に、主に仕えよう。
そのとき教会は神の光を暗闇に照らす者となる。

持っていたすべて、レプタ銅貨2枚を献げた貧しい
寡婦を、イエス様は、誰よりも多く献げた、と見てお
られた。神様はどれだけのものを献げたか、ではな
く、どれほどの感謝と喜びをもって献げたか、その
心の思いを見て評価しておられるのである。
心から神に仕え、献げるのが真の奉仕である。
奉仕を共にすることによって、教会の一致が図ら
れ、一つの体となる。

大きな奉仕も小さな奉仕も、夫々できることも違っ
ている。年を取ると、活動範囲が狭まり、できる奉
仕が限られてくるが、その出来る範囲で神に忠
実に仕える者は、神に受け入れられ、他の人々
の励ましとなる。それぞれ与えられた賜物を持ち
寄って、キリストの体である教会を建て上げよう。

Since 2021/8/29 Updated 2021/9/4