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2021年 10月3日
主日礼拝

説教
創世記 22:1-12

22:1 これらの出来事の後、神がアブラハムを試練にあわせられた。神が彼に「アブラハムよ」と呼びかけられると、彼は「はい、ここにおります」と答えた。
22:2 神は仰せられた。「あなたの子、あなたが愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そして、わたしがあなたに告げる一つの山の上で、彼を全焼のささげ物として献げなさい。」
22:3 翌朝早く、アブラハムはろばに鞍をつけ、二人の若い者と一緒に息子イサクを連れて行った。アブラハムは全焼のささげ物のための薪を割った。こうして彼は、神がお告げになった場所へ向かって行った。
22:4 三日目に、アブラハムが目を上げると、遠くの方にその場所が見えた。
22:5 それで、アブラハムは若い者たちに、「おまえたちは、ろばと一緒に、ここに残っていなさい。私と息子はあそこに行き、礼拝をして、おまえたちのところに戻って来る」と言った。
22:6 アブラハムは全焼のささげ物のための薪を取り、それを息子イサクに背負わせ、火と刃物を手に取った。二人は一緒に進んで行った。
22:7 イサクは父アブラハムに話しかけて言った。「お父さん。」彼は「何だ。わが子よ」と答えた。イサクは尋ねた。「火と薪はありますが、全焼のささげ物にする羊は、どこにいるのですか。」
22:8 アブラハムは答えた。「わが子よ、神ご自身が、全焼のささげ物の羊を備えてくださるのだ。」こうして二人は一緒に進んで行った。
22:9 神がアブラハムにお告げになった場所に彼らが着いたとき、アブラハムは、そこに祭壇を築いて薪を並べた。そして息子イサクを縛り、彼を祭壇の上の薪の上に載せた。
22:10 アブラハムは手を伸ばして刃物を取り、息子を屠ろうとした。
22:11 そのとき、【主】の使いが天から彼に呼びかけられた。「アブラハム、アブラハム。」彼は答えた。「はい、ここにおります。」
22:12 御使いは言われた。「その子に手を下してはならない。その子に何もしてはならない。今わたしは、あなたが神を恐れていることがよく分かった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しむことがなかった。」



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説教要旨

(引用箇所 ローマ12:1 マタイ22:37)
創世記22章1-12節にはアブラハムが息子イサク
をささげる過程が記されている。1節:神はアブラ
ハムを試練に会わせられた。それは約束によって
与えられた息子を全焼のいけにえとして神に献
げるという試練。21章には、神の約束の子イサク
が生まれたとき、アブラハムは100歳だったとある。

これは人の目から見たならばあまりにも難しく不可
能だが、神には何でもできないことはない。これは
特別な恵みであり、アブラハムもこの神の恵みを
心から大切にし、この息子を愛した。神は多くの
場合、私たちが最も大切にしていることを通して
私たちを試練に会わせる。それを手放すようにと。

神が私たちにその大切なものを手放すよう示され
る時、私たちは逆にそれをしっかりと握って放さず、
神がさらに多くのさらに良いものを用意してくだ
さっているのを知らずにいる。アブラハムが息子
のイサクを献げた事を通してアブラハムの神への
信仰と信頼を見ることができる。

1節で、神がアブラハムを呼び、年老いてから生ま
れた愛する子イサクを全焼のいけにえとして献げ
るように言われたとき、アブラハムは「どうしてその
ようなことをしなければならないのですか。他に方
法はありませんか。を全焼のいけにえにするので
はだめですか。」などと神に問うことなく、行動を通
して神への信仰と服従を表した。アブラハムのこの
ような信仰は私たちの学ぶべき模範だ。

Since 2021/9/30 Updated 2021/10/1