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2021年 10月24日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 14:13-23

14:13 こういうわけで、私たちはもう互いにさばき合わないようにしましょう。いや、むしろ、兄弟に対して妨げになるもの、つまずきになるものを置くことはしないと決心しなさい。
14:14 私は主イエスにあって知り、また確信しています。それ自体で汚れているものは何一つありません。ただ、何かが汚れていると考える人には、それは汚れたものなのです。
14:15 もし、食べ物のことで、あなたの兄弟が心を痛めているなら、あなたはもはや愛によって歩んではいません。キリストが代わりに死んでくださった、そのような人を、あなたの食べ物のことで滅ぼさないでください。
14:16 ですから、あなたがたが良いとしていることで、悪く言われないようにしなさい。
14:17 なぜなら、神の国は食べたり飲んだりすることではなく、聖霊による義と平和と喜びだからです。
14:18 このようにキリストに仕える人は、神に喜ばれ、人々にも認められるのです。
14:19 ですから、私たちは、平和に役立つことと、お互いの霊的成長に役立つことを追い求めましょう。
14:20 食べ物のために神のみわざを台無しにしてはいけません。すべての食べ物はきよいのです。しかし、それを食べて人につまずきを与えるような者にとっては、悪いものなのです。
14:21 肉を食べず、ぶどう酒を飲まず、あなたの兄弟がつまずくようなことをしないのは良いことです。
14:22 あなたが持っている信仰は、神の御前で自分の信仰として持っていなさい。自分が良いと認めていることで自分自身をさばかない人は幸いです。
14:23 しかし、疑いを抱く人が食べるなら、罪ありとされます。なぜなら、それは信仰から出ていないからです。信仰から出ていないことは、みな罪です。

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当日の説教
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説教要旨

ローマの教会にあった、意見や信条の異なる人の
間の争いについて、パウロは語る。 肉食の穢れに
ついて、日を守ることについて、考えの異なる人を
裁くのは良くない。人を裁かないだけではなく、人
の信仰のつまずきにならないように配慮し合う事が
キリストの教会にはふさわしいことである。

肉食がよくないと信じている人が、あなたが自由か
つ正当に判断して行っている肉食について、心を
痛めているとしたら、それは兄弟愛にもとることにな
る。その兄弟のつまずきにならないように気を配る
べきです、と教える。

神の国、ここではその意味は教会ですが、そこでは
何を食べるか、飲むかが問題なのではなく、聖霊に
よる義と平和と喜び、すなわち信仰的、霊的な恵み、
愛、互いの平和と愛情が満ちていることが、キリスト
の救いに与った教会にふさわしいことである。
だから食べ物、飲み物のことで、意見を異にし、分
かれ争うことはあってはならない事です。

食物の穢れに敏感で、用心深く神経質な人を「弱
い人」と呼び、食物には本質的な穢れはないことを
知っていて自由に食べる「強い人」、自由な人も、
弱い人を躓かせないために、思いやりを持ち、自
分を抑制することが必要になる。そこでは食物や
行動の直接的な善悪よりもそれが愛の行動か、人
を躓かせず有益なのか、の方が大切なのです。

すべてのものは聖いのです。しかしそれが兄弟を躓
かせないかを考えて自制する。それが愛の共同体
のルールです。教会は、自分の自由よりも、兄弟の
幸せを大事にする所です。

Since 2021/10/20 Updated 2021/10/23