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2021年 11月21日
主日礼拝

説教
ローマ人への手紙 15章 14-21節

15:14 私の兄弟たちよ。あなたがた自身、善意にあふれ、あらゆる知識に満たされ、互いに訓戒し合うことができると、この私も確信しています。
15:15 ただ、あなたがたにもう一度思い起こしてもらうために、私は所々かなり大胆に書きました。私は、神が与えてくださった恵みのゆえに、
15:16 異邦人のためにキリスト・イエスに仕える者となったからです。私は神の福音をもって、祭司の務めを果たしています。それは異邦人が、聖霊によって聖なるものとされた、神に喜ばれるささげ物となるためです。
15:17 ですから、神への奉仕について、私はキリスト・イエスにあって誇りを持っています。
15:18 私は、異邦人を従順にするため、キリストが私を用いて成し遂げてくださったこと以外に、何かをあえて話そうとは思いません。キリストは、ことばと行いにより、
15:19 また、しるしと不思議を行う力と、神の御霊の力によって、それらを成し遂げてくださいました。こうして、私はエルサレムから始めて、イルリコに至るまでを巡り、キリストの福音をくまなく伝えました。
15:20 このように、ほかの人が据えた土台の上に建てないように、キリストの名がまだ語られていない場所に福音を宣べ伝えることを、私は切に求めているのです。
15:21 こう書かれているとおりです。「彼のことを告げられていなかった人々が見るようになり、聞いたことのなかった人々が悟るようになる。」

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当日の説教
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説教要旨

パウロはローマのクリスチャンたちへの手紙と言う
形で、人の罪について、神から与えられる義につ
いて、信仰と聖化への道など、教理について、ま
た信仰生活の原則や信仰者の交わりと人間関係、
教会奉仕など、信仰の実践について語って来た。
今日の15:14以下は手紙の本論を終えて最後の
挨拶に入るところである。

これまで教会内の分裂を戒めてきたが、今日の所
では、あなた方は善意にあふれ、知識に満たされ、
互いに訓戒し合うという素晴らしい長所がある、と
賞賛している。これは彼らの自主性を引き出し、自
らの自発的な意思によって信仰生活の向上を図
るようにとの配慮によるものだが、パウロの巧みな
指導力を見ることが出来る。

18パウロは異邦人の宣教に遣わされ、多くの成果
を見たが、それらは本当はキリストの働きによるも
ので、そこに自分は用いられていたにすぎないと
語る。福音によって異邦人を救い、神への献げ物
にするための祭司の役割をしてきたというのである。

こうしてパウロは、異邦人に福音を伝えるために、
エルサレムからイルリコ(イタリア半島からアドリア
海を隔てた北隣)まで福音語ってきた、と振り返る。
パウロの献身的な働きでしたが、それは共にいて
下さった聖霊の働きでありました。

聖書の「使徒の働き」は初代教会のペテロやパウロ
などの宣教の働きの記録であるが、「聖霊行伝」と
も言われた。伝道の働きは終始一貫聖霊の働きで、
そこに人が用いられてきたのです。

Since 2021/11/15 Updated 2021/11/20