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2022年 1月16日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 4章1-11節

:4:1 それからイエスは、悪魔の試みを受けるために、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。
4:2 そして四十日四十夜、断食をし、その後で空腹を覚えられた。
4:3 すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、これらの石がパンになるように命じなさい。」
4:4 イエスは答えられた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」
4:5 すると悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、
4:6 こう言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げなさい。『神はあなたのために御使いたちに命じられる。彼らはその両手にあなたをのせ、あなたの足が石に打ち当たらないようにする』と書いてあるから。」
4:7 イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない』とも書いてある。」
4:8 悪魔はまた、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての王国とその栄華を見せて、
4:9 こう言った。「もしひれ伏して私を拝むなら、これをすべてあなたにあげよう。」
4:10 そこでイエスは言われた。「下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある。」
4:11 すると悪魔はイエスを離れた。そして、見よ、御使いたちが近づいて来てイエスに仕えた。

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説教要旨

バプテスマを受けたイエス様は荒野で悪魔の試み
を受けられた。40日の断食は、死と隣り合わせで、
生命の危険の大きい試練です。私たちと同じ、人
間の肉体を持っておられた主にとって、文字通りの
骨と皮になる極限状態だった。そこに悪魔が来て、
「あなたが神の子なら、この石がパンになるように命
じなさい」と誘います。飢えたイエスの目には石が
パンに見えたかもしれない。

しかしその口から出た言葉は、「人はパンだけで生
きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことば
で生きる、と書いてある。」だった。これは申命記8:3
のことばである。この言葉はパンが不必要だと言う
のではなく、パンが肉体を支えるように、人の魂を
生かすのは神の言葉だというのである。神の言葉が
なければ、魂に命はなく、人は死んだも同じである、
と言う意味で、人の魂を生かすのは神の言葉である。

次には、聖書の言葉をもって誘惑を退けたイエスに、
悪魔も聖書の言葉で誘惑してきた。高い神殿の屋
根で、「ここから飛び降りてみなさい。神の子なら、
み使いが来て、足が石に打ち当たらないように守る。
と書いてある。」 と言って挑発する。この言葉は詩
篇のことばであるが、意味を違えて引用している。

悪魔は神を試みさせるように間違った文脈で適用
している。サタンも聖書の言葉を使うことがあるが、
その意味を故意に捻じ曲げるので注意を要する。
イエス様の答えは、「あなたの神である主を試みて
はならない」だった。神を試みるのは不信仰である。

次に悪魔はイエスを高い山から、天下のあらゆる栄
華を見せて、「わたしを拝むならこれを全部あなた
に上げましょう。」と誘惑する。?

天下の富も、力も、楽しみも、人生のあらゆる幸
福を表現して「わたしを拝むなら」、と悪魔に従う
ならこの世のあらゆる宝をくれるというのである。

イエスはすかさず 「下がれサタン、『あなたの
神である主を拝み、主にだけ仕えよ。』と書いて
ある。」と、今度も聖書の言葉をもってお答えに
なった。聖書の言葉は「み霊の剣」と言われる。
サタンとの戦いの最強の武器である。

Since 2022/1/10
Updated 2021/1/17