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2022年 2月6日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 5章1-13節

5:1 その群衆を見て、イエスは山に登られた。そして腰を下ろされると、みもとに弟子たちが来た。
5:2 そこでイエスは口を開き、彼らに教え始められた。
5:3 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。


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当日の説教
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説教要旨

5:1の、「山に登られた」と言う言葉から、この後7
章までの主の教えは、「山上の教え」と呼ばれる。
(4:25)ガリラヤを巡って会堂で教えてゆくうちに、
多くの群衆がイエス様一行の後に続いてくるように
なり、それを見て山に登ったとあるので、群衆を整
理して、十二弟子など中心的な弟子たちにさらに
深い教えを与えようとしておられたのでしょう。この
後のメッセージは主の弟子となった者たちに向けて
語られている。(但し7章の終わりに群衆が再び出
ているので、少なくも一部は残っていたと思われる)

今日の5:1~12は8つの幸せ、8福の教えなどと
呼ばれる。貧しい者、悲しむ者等、常識とは逆の所
にある幸せ、天の国にあるものの真理を教えている。

貧しい(プトーコス)は、通行人に食物を乞うしか生
きる道のない貧乏人を指す言葉。心の貧しい者と
言うと、心の狭い人など、ネガティブな印象を与える
が、ここでは自分が何も持たない者であることを知
って、神の前に謙遜にされた人、と言う意味である。

天の国は、主の十字架により贖われた者が属する、
キリスト者のうちにある「神の支配する処」の意味で
ある。一方それを教会としてみると、それは、全世界、
全時代を通して存在する、公同教会である。それは
人の心に既にあるが、一方黙示録にあるように終末
にキリスト再臨によって現れる神の支配である。

神の前に心の貧しくされた者はこのどちらの
意味でも、天の国を持つ者である。


Since 2022/2/3 Updated 2022/2/6