説教

マタイの福音書 5章6節 :5:6 義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるからです。 詩篇 36篇 5～6節 36:5 【主】よあなたの恵みは天にありあなたの真実は雲にまで及びます。 36:6 あなたの義は高くそびえる山。あなたのさばきは大いなる淵。【主】よあなたは人や獣を救ってくださいます。

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説教要旨

義とは、義によって助太刀とか、義を見てせざるは
など古めかしい言葉には使われるが、（「義理」「義
父」「義足」などを除き）日常ほとんど使われていない。
聖書では、神の正しさや、神の前での人の正しさなど、
「正しさ」の意味でつかわれる。義は神の本質であり、
世界も神の義に従って創造された。しかし人は神に
背いて罪を犯したため、本来の義を失ってしまった。

神は神から離れてしまった人間を滅びから救うため
に救いの道を備えられた。アブラハムを選んで神の
民の父祖とし、その子孫から世界の救い主を送り出
すことをを約束された。またダビデや数々の預言者
などを立てて、神の救いの言葉を備えられた。そして
最後に神の独り子、イエスキリストを送って下さった。　

すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることが
できず・・（ローマ3：23-24）救い主イエス・キリストを
信ずる者が、神の子とされる。それは最初の人アダ
ムとエバ以来、罪に陥った人類が失っていた神の
義を、キリストの犠牲によって、人が無代価で受け
ることが出来るという恵みである。だから、罪によっ
て神から離れていることを悲しみ、キリストによる罪
の赦しを得たいと、飢え渇く者は、キリストを信ずる
だけで赦され、神の義を持つ者とされるのである。

このキリストの救いに与った者が、その恵みに人格
的に応答することによって、神との霊的交わりを与
えられ、心に神の子キリストを宿す者として神の救
い、聖化の道を進ませていただく道に導かれる者と
なった。　

滅びゆく古い人を脱ぎ捨て、霊において新しく
され、真理に基づく義によって創られた新しい
人を着る。(ｴﾍﾟｿ4：24)
神の義が品性の中に実を結んでゆくのである

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