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2022年 4月17日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 28章 1-15

28:1 さて、安息日が終わって週の初めの日の明け方、マグダラのマリアともう一人のマリアが墓を見に行った。
28:2 すると見よ、大きな地震が起こった。主の使いが天から降りて来て石をわきに転がし、その上に座ったからである。
28:3 その姿は稲妻のようで、衣は雪のように白かった。
28:4 その恐ろしさに番兵たちは震え上がり、死人のようになった。
28:5 御使いは女たちに言った。「あなたがたは、恐れることはありません。十字架につけられたイエスを捜しているのは分かっています。
28:6 ここにはおられません。前から言っておられたとおり、よみがえられたのです。さあ、納められていた場所を見なさい。
28:7 そして、急いで行って弟子たちに伝えなさい。『イエスは死人の中からよみがえられました。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれます。そこでお会いできます』と。いいですか、私は確かにあなたがたに伝えました。」
28:8 彼女たちは恐ろしくはあったが大いに喜んで、急いで墓から立ち去り、弟子たちに知らせようと走って行った。
28:9 すると見よ、イエスが「おはよう」と言って彼女たちの前に現れた。彼女たちは近寄ってその足を抱き、イエスを拝した。
28:10 イエスは言われた。「恐れることはありません。行って、わたしの兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。そこでわたしに会えます。」
28:11 彼女たちが行き着かないうちに、番兵たちが何人か都に戻って、起こったことをすべて祭司長たちに報告した。
28:12 そこで祭司長たちは長老たちとともに集まって協議し、兵士たちに多額の金を与えて、
28:13 こう言った。「『弟子たちが夜やって来て、われわれが眠っている間にイエスを盗んで行った』と言いなさい。
28:14 もしこのことが総督の耳に入っても、私たちがうまく説得して、あなたがたには心配をかけないようにするから。」
28:15 そこで、彼らは金をもらって、言われたとおりにした。それで、この話は今日までユダヤ人の間に広まっている。

第1コリント 15章 3~6

15:3 私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、
15:4 また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、
15:5 また、ケファに現れ、それから十二弟子に現れたことです。
15:6 その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現れました。その中にはすでに眠った人も何人かいますが、大多数は今なお生き残っています。

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当日の説教
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説教要旨

今日はマタイの福音書を中心にイエスキリストの復活
と、そこに流されたフェイクニュースについて考える。
イエス様が十字架に架けられて亡くなり、墓に納め
られたのは金曜日でした。土曜は安息日で動くこと
が出来ない。安息日が終わるのは土曜の日没で、
そこから週の初めの日、日曜になる。

日曜の夜明け前、マリアなど女弟子がイエスの遺体
に葬りの処置を十分に施したいと、準備してやって
きた。主の使いが降って、墓の蓋の大石を転がし、
警備の兵士たちが腰を抜かした。天使は女たちに
驚きのメッセージを語る。「十字架につけられた
イエスはここにはおられない。」と言うのです。

驚きです。彼女たちはイエス様を慕ってついてきた人
たち、死体を丁寧に葬りたいと用意をしてきたのです。
それなのに墓が開いていて中が空っぽでした。
イエス様が生きているなんて思いもよらないことです。
飛び上がって喜んだでしょうか。いやまだわからない。
他の弟子たちに知らせようと、走って帰る途中、
イエス様にお会いし、思わず足に抱きつきました。
今のハグより遠慮がちです。

そのころローマ兵たちのある者は都に戻って祭司長
たちに報告しました。祭司長たちは話を聞くと、まず
兵士たちに口止めした上、多額の金を渡して、「弟子
たちがイエスの遺体を盗んだ」と言いふらすように兵士
たちを買収したのです。兵士たちにとっては勤務中に
居眠りなど兵隊としては規律違反を問われる危険は
ありますが、祭司長たちは、その時は総督にとりなす
ので心配ない、と言って保証しました。

だからマタイの福音書が書かれたAD80年ごろ
にも、その噂がユダヤ人の間に広まっている
と書いている。しかし、AD55年ごろ書かれた
コリント人への手紙Ⅰ15:3以下では、復活し
たイエスに会った多くの弟子たちがまだ存命
中である。イエスの復活は歴史的事実だと書
いている。 フェイクニュースに惑わされずに
真実を見る力、信仰の目を養いたい。

Since 2022/4/12
Updated 2022/4/16