○○
2022年 5月15日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 5章 21~26節

5:21 昔の人々に対して、『殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。
5:22 しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に対して怒る者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に『ばか者』と言う者は最高法院でさばかれます。『愚か者』と言う者は火の燃えるゲヘナに投げ込まれます。
5:23 ですから、祭壇の上にささげ物を献げようとしているときに、兄弟が自分を恨んでいることを思い出したなら、
5:24 ささげ物はそこに、祭壇の前に置き、行って、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから戻って、そのささげ物を献げなさい。
5:25 あなたを訴える人とは、一緒に行く途中で早く和解しなさい。そうでないと、訴える人はあなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡し、あなたは牢に投げ込まれることになります。
5:26 まことに、あなたに言います。最後の一コドラントを支払うまで、そこから決して出ることはできません。

もし自動的に音声が流れない
場合、ここをクリック
当日の説教
<準備中>
♪ 事前録音分


説教要旨

「人を殺してはならない」は十戒の第6の戒めです。
イエス様は「しかし、私はあなたに言います。兄弟
に対して怒る者は・・・」と、律法のことばの真の意味
を解釈して教えられました。それによると、殺すこと
ではなく、兄弟に対して怒る者は裁きに遭うのです。

神の裁きは「殺す」と言う行動に出る前の「ばか者」
と言う罵り、さらに心のうちで怒る者も、裁きに遭う、
と言われるのです。 人は神をかたどって作られ、
互いに愛し合うように創造されました。それが心の
うちに怒りや蔑みがあって、行動にこそ出ないが、
憎悪に満ちている時、創造のみ心に反して裁きに
遭うのです。

 殺さなければよいというのではありません。それは
真の平和ではありません。人間関係では、気付かな
いうちに相手に迷惑、負担をかけ、心に痛みを与え
ている事があります。すぐに気づいて和解すれば
よいのですが、放っておくとだんだん溜まって感情
のもつれを生じ、障害になると解決に苦労します。

イエス様は相手が自分に罪を犯したら何度迄赦さ
なければならないか?と問われ、7度の70倍、要す
るに限度がないと答えられた。人は一般に自分が
受けた害には敏感でも、自分が相手に与えた害に
は鈍感ですから、これを計ってバランスをとろうとし
てもうまくいきません。神様が私たちのすべての罪
を赦して下さったことを想い、ひとまずすべて赦す
つもりで向き合うところから交わりが始まるでしょう。
    ?
私も人間関係に疎いものですから、多くの方に
迷惑をおかけしていると思います。それらをひと
まず置いて、キリストにあって交わりを求め、柏シ
ャローム教会のレンガの一つとなり、建て上げら
れていきましょう。
これは、礼拝をいったんそこに置いて仲直りし
なさいと言われるほど大切なことです。


Since 2022/5/8 Updated 2022/5/13