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2022年 6月12日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 5章 27~39節  22章 36~39節

5:27 『姦淫してはならない』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。
5:28 しかし、わたしはあなたがたに言います。情欲を抱いて女を見る者はだれでも、心の中ですでに姦淫を犯したのです。
5:29 もし右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨てなさい。からだの一部を失っても、全身がゲヘナに投げ込まれないほうがよいのです。
5:30 もし右の手があなたをつまずかせるなら、切って捨てなさい。からだの一部を失っても、全身がゲヘナに落ちないほうがよいのです。


22:36 「先生、律法の中でどの戒めが一番重要ですか。」
22:37 イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』
22:38 これが、重要な第一の戒めです。
22:39 『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』という第二の戒めも、それと同じように重要です。

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当日の説教
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説教要旨

山上の教えでイエス様は、通常言われていること
に反して、人の心の底にある思いが、神を愛し、
人を愛する、神の御心にかなったものであるかを
問い、心の在り方に罪を見、生き方を示します。
姦淫してはならないとは旧約律法で、人妻が夫以
外の男性と性行為することで、死罪とされる罪です。

重罪であるのは、男女間の性愛の重要性からで、
男女が愛し合い、結婚によって結ばれて一体とされ、
共に神にあって家庭を築き、子を育て、苦楽を共に
しながら神の祝福を体験し、人として互いに受け入
れ合うことを通して、神の愛を学ぶ経験をさせられる
という、家庭を支える神秘的な結合だからです。

人は千差万別ですから家庭によって違いは大きい
が、神の恵みと配慮の中にある祝福の体験です。
それが大きく乱れて結婚が軽んじられ、性の乱れや
商品化、様々な堕落が若い年齢層にまで大きな影
響を及ぼしているのが現代社会です。

情欲を抱いて女を見るとは、旧約での姦淫は、不法
な性行動を意味していたが、イエス様は結婚相手
以外の異性を情欲を抱いて見る事をも問題にされま
した。それは結婚と言う正しい関係以外に情欲を向
けさせて、結婚の秩序を乱し、愛の関係を破壊する
行動で、神に背くことになり得るからです。夫婦2人
が互いに責任を負う関係によって、人社会の基盤で
ある家庭を守るために神は秩序を定められたのです。

だから結婚以外の性行為は不法とされ、そこ
に陥る危険な情欲を避けるべき、と警告されて
いるのです。
それは目が躓かせるなら、抉り出してしまった
方が、全身ゲヘナに陥るよりは良い、と言うほ
どの大きな罪の躓きとなる。と言われます。
注意が必要です。

Since 2022/6/6 Updated 2022/6/17