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2022年 6月19日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 5章38~42節

5:38 『目には目を、歯には歯を』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。
5:39 しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つ者には左の頬も向けなさい。
5:40 あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着も取らせなさい。
5:41 あなたに一ミリオン行くように強いる者がいれば、一緒に二ミリオン行きなさい。
5:42 求める者には与えなさい。借りようとする者に背を向けてはいけません。

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当日の説教
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説教要旨

「目には目を、歯には歯を」とは、被害者が加害者に
同じ程度の害を加えて復讐することを認める規定で、
同害復讐法、などと呼ばれている。自分が受けた以
上の仕返しをして、相手やその親族からの復讐が
繰り返されると、互いの応酬が拡大して収まらない。
それで「同じ程度まで」と言う意味であったそうだが
実際には仕返しをするより、金銭賠償で折り合いを
つけるようになっていったとのこと。

しかしイエス様は、悪い者に手向かうな、と言われ、
右の頬を打たれたら左の頬を向けなさい、という有名
な言葉で、弟子たちのあるべき心を教えておられた。
これは真の解決のためには、お互いが復讐すること
によって、争いが拡大することを防ぐため、復讐を思
いとどまるためである。とすると先にやったもの勝ちに
ならないだろうか? そうではなく、神の裁きを信じ、
復讐を神に委ねることを教えているのです。

目には目を、と相手と同じレベルでの応酬はことを収
めることはできず、拡大してゆきます。人は争いあうと
きにも、相手のすべてを知ることはできないので、
すべてを知っておられるお方に委ね、争いを本質的
に審判して下さる神に委ねることが最も賢い解決です。
自分で復讐しないで、神に委ねることは大切です。
アメリカは人口よりも銃の方が多い、銃社会と言われ
ますが、小学校や高校、スーパーなどでの銃の乱射
によって多くの命が失われています。 

自分の身は自分で守る、という意識があって、
銃の規制は反対が多く、法律での取り締まり
が出来ず、年間1万数千人が銃弾で殺され
ています。他の国々では公権力に武力を持
たせて、不完全ながら平和を得ています。
神は「復讐と報復はわたしのもの」 (申命記
32:35)と言われる。  報復は神に委ねよう。
注意が必要です。

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