○○
2022年 7月24日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 6章16~24節

6:16 あなたがたが断食をするときには、偽善者たちのように暗い顔をしてはいけません。彼らは断食をしていることが人に見えるように、顔をやつれさせるのです。まことに、あなたがたに言います。彼らはすでに自分の報いを受けているのです。
6:17 断食するときは頭に油を塗り、顔を洗いなさい。
6:18 それは、断食していることが、人にではなく、隠れたところにおられるあなたの父に見えるようにするためです。そうすれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が報いてくださいます。
6:19 自分のために、地上に宝を蓄えるのはやめなさい。そこでは虫やさびで傷物になり、盗人が壁に穴を開けて盗みます。
6:20 自分のために、天に宝を蓄えなさい。そこでは虫やさびで傷物になることはなく、盗人が壁に穴を開けて盗むこともありません。
6:21 あなたの宝のあるところ、そこにあなたの心もあるのです。
6:22 からだの明かりは目です。ですから、あなたの目が健やかなら全身が明るくなりますが、
6:23 目が悪ければ全身が暗くなります。ですから、もしあなたのうちにある光が闇なら、その闇はどれほどでしょうか。
6:24 だれも二人の主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛することになるか、一方を重んじて他方を軽んじることになります。あなたがたは神と富とに仕えることはできません。
6:25 ですから、わたしはあなたがたに言います。何を食べようか何を飲もうかと、自分のいのちのことで心配したり、何を着ようかと、自分のからだのことで心配したりするのはやめなさい。いのちは食べ物以上のもの、からだは着る物以上のものではありませんか。
6:26 空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。それでも、あなたがたの天の父は養っていてくださいます。あなたがたはその鳥よりも、ずっと価値があるではありませんか。
6:27 あなたがたのうちだれが、心配したからといって、少しでも自分のいのちを延ばすことができるでしょうか。

もし自動的に音声が流れない
場合、ここをクリック
♪ 当日の説教
♪ 事前録音分


説教要旨

16-18は、前回の見せかけの善行にあった施し、
祈り、断食、の3つ目、断食の苦しみを人に見せよう
と、苦しげにやつれさせる偽善を取り上げている。
何か善い行いに他人の目を引こうと宣伝するなら、
それは偽善である。寄付でも奉仕でも、隠れて行う
のが正しい。気にするのは神様の目だけでよい。

19~自分のために地上に宝を積むのをやめて、天
に宝を蓄えなさい。地上に財産、地位、名誉を築き
上げても、それはいつか無くなる一時的なものです。
天に宝を積むとは、私達が地上の生活で、財産でも
行いでも、神様に献げる心で献げるならば、それが
神に覚えられ、天に積まれた宝として、永遠の世界
に実を結び、恵みが増し加わるのです。

それは献金や奉仕だけでなく、信仰のために受ける
苦しみも、神に喜ばれるのもすべてが天に積まれた
宝です。天国にはお金は不要なので、これは比喩で
すが、私達が神様に献げたもの、苦労、そして自分
自身を献げた献身、その一つ一つを神様は覚えて
いて下さるのです。それが最高の献げ物です。

わたしたちを愛して一番大切な御子キリストを犠牲に
された神の愛は、私達の何をもってしても報い難いも
のです。このお方が喜んで下さるなら、私たちはそれ
以上に何を望むだろうか。この神様に覚えられ、喜ば
れることは、永遠に無くなる心配のない宝です。
それと共に幸いなことに、宝のあるところに心もある。
自分の宝を積み上げてきた天に、心も繋がれます。

天に希望を繋ぐことは、どんな苦しみや貧しさの
中に在っても、私たちに希望を与えてくれます。
24このような恵みを与えられた私たちにとって、
2人の主人・神と富に同時に仕えることが出来
ないのは明白です。一方を愛すれば他方を憎
むことにならざるを得ません。私たちは世界の
聖徒たちと共に、天の永遠のみ国で神を讃える
礼拝に共に参加することを何よりの約束として、
望み見ているのです。

Since 2022/7/17 Updated 2022/7/24