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2022年 9月4日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 7章13~21節

7:13 狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広く、そこから入って行く者が多いのです。
7:14 いのちに至る門はなんと狭く、その道もなんと細いことでしょう。そして、それを見出す者はわずかです。
7:15 偽預言者たちに用心しなさい。彼らは羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、内側は貪欲な狼です。
7:16 あなたがたは彼らを実によって見分けることになります。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるでしょうか。
7:17 良い木はみな良い実を結び、悪い木は悪い実を結びます。
7:18 良い木が悪い実を結ぶことはできず、また、悪い木が良い実を結ぶこともできません。
7:19 良い実を結ばない木はみな切り倒されて、火に投げ込まれます。
7:20 こういうわけで、あなたがたは彼らを実によって見分けることになるのです。
7:21 わたしに向かって『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行う者が入るのです。。

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当日の説教
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説教要旨

「心の貧しい者は幸いである」に始まったイエス様の
山上の教えは、キリストの弟子の道を様々な切り口で
語って来られた。ここで、その総合的な結果でもあり、
前提でもある「狭い門」について語られる。命に至る
狭い門は、見出す者、入ってゆく者も少ない。
イエス様の時代には、旧訳聖書の律法の形式的理
解によって形骸化したユダヤ教が多数を占めて権
力を握っていた。

それに対して、旧約律法の精神を捉え、霊的な理解
から真の信仰に導く、イエス様の福音が人々を真の
信仰と新しい生き方に導いていた。現代社会にあて
はめれば、世の諸々の教えと、時代の神々に従って
ゆく多くの大衆と共に流される流れに抗してキリスト
者として神を信じ、神の国への道に導く信仰である。

それに比べて広い道につながる大きな門は広く、そ
こから入ってゆく者が多い。楽な道ではあるが、その
先が滅びに至る道であることを人々は知らない。
その道を案内している偽預言者は羊の皮をかぶって
いるが、本当の姿は狼で羊を食い荒らす者である。
現代にも様々な偽預言者がいる。羊と狼を見分ける
方法、良い木を見分けるしるしは実を見ることである。

良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。
良い実を結ばない木は切り倒され、火に投げ込まれる。
「主よ、主よ」と言う者が皆、天のみ国に入るのではな
く、天におられる「私の父」の御心を行う者が、天のみ
国に入るのです。キリストはそう言われた。 


Since 2022/8/28 Updated 2022/9/3