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2022年 9月11日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 7章21~29節

7:21 わたしに向かって『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行う者が入るのです。
7:22 その日には多くの者がわたしに言うでしょう。『主よ、主よ。私たちはあなたの名によって預言し、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの奇跡を行ったではありませんか。』
7:23 しかし、わたしはそのとき、彼らにはっきりと言います。『わたしはおまえたちを全く知らない。不法を行う者たち、わたしから離れて行け。』
7:24 ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。
7:25 雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を襲っても、家は倒れませんでした。岩の上に土台が据えられていたからです。
7:26 また、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人にたとえることができます。
7:27 雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもその倒れ方はひどいものでした。」
7:28 イエスがこれらのことばを語り終えられると、群衆はその教えに驚いた。
7:29 イエスが、彼らの律法学者たちのようにではなく、権威ある者として教えられたからである。

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説教要旨

マタイの福音書5章から始まる山上の教えの中で、
イエス様はキリスト者の道を多くの譬えで示された。
7章では中でも大切な天のみ国への道、狭い門と大
きい門、良い実を結ぶ木とそうでない木、人間関係の
摩擦への対処と、敵対者をも愛する広い愛の実践。
真剣に神の御心に従う従順な生き方を教えられる。
21節では、「主よ、主よ」と言う者が皆天の国に入る
のではない、と警告される。そうでなくて、天の父の
御心を行う、つまり神の御心に忠実に従って生きる
従順な生き方が天のみ国に入る鍵だという。

世の終わり、最後の審判の席に着かれるキリストの
前で「私はこんなにも奉仕したではありませんか」と
口先で主よ主よと御名を呼んだ者たちが抗議する。
イエス様は「私はお前たちを知らない」と拒否される。
中には「私は聖書を人々に教え、立派な説教もしま
した。」と言う者もあるだろう、と言う人もいる。
牧師も気を抜けない真剣な問いです。私は心から
神に従っているだろうか、と考えてしまいます。

ヤコブ書には「行いのないあなたの信仰を私に見せ
て下さい。私は行ないによって自分の信仰をあなた
に見せてあげます。」との御言葉がある。(2:18)
 信仰と行ないの関係は常には大きな課題です。
 主イエスはもう一つの譬えを語られた。岩の上に
家を建てた人と砂の上に家を建てた人。
 雨、風、洪水に曝される時、砂地に立てた家は流さ
れ、傾き、壊れてしまうが、岩盤の上に建てた家は
風雨に曝されてもびくともしない。

イエスキリスト・永遠に変わらない方を基礎に
した家、つまり人生はどのような試練にも耐え、
守られる。人生には様々な災いや試練がや
って来るが、キリストに繋がっている人生は揺
るがない。それは神の国に直結した堅固な基
礎を持つ家、そして善き実を結ぶ人生である。
キリストに繋がり、その交わりの中に歩もう。


Since 2022/9/5 Updated 2022/9/10