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2022年 9月18日
主日礼拝

説教
ピリピ人への手紙 2:1~16

2:1 ですから、キリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、
2:2 あなたがたは同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、思いを一つにして、私の喜びを満たしてください。
2:3 何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。
2:4 それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。
2:5 キリスト・イエスのうちにあるこの思いを、あなたがたの間でも抱きなさい。
2:6 キリストは、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、
2:7 ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。人としての姿をもって現れ、
2:8 自らを低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。
2:9 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。
2:10 それは、イエスの名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが膝をかがめ、
2:11 すべての舌が「イエス・キリストは主です」と告白して、父なる神に栄光を帰するためです。

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説教要旨

ピリピ人への手紙は「喜びの書簡」と言われるように、
「喜ぶ・喜び」と言う言葉が11回も使われている。
ピリピの教会はパウロが開拓し、パウロを支援してい
た教会で、暖かい信頼関係にあった。しかしこの手
紙は「獄中書簡」の一つで、パウロがローマで囚われ
の身で書いた手紙である。その手紙がこのように喜
びに彩られているのは、驚きです。

ローマの教会にパウロに反対する者がいたように、
ピリピにも反対する者がいて、パウロは利己心や虚
栄を捨てて、愛の心で一致して私の喜びを満たして
下さい。と願っている。夫々が自分の事だけでなく、
他の人のことも顧みなさいと、互いの交わりの手を伸
ばすよう勧め、キリストの模範に倣うように願っている。

私たちが見習うべき模範はキリストのうちに満ちている。
キリストは見えない神を、見えるように表された方で
あるが、それは永遠の神が人となって人間世界に
入って来られたということであり、すべてを創造した
創造主が、被造物の形をとって被造世界に入って
来られたこと、世界を支配しておられる方が僕として
ご自分を低くされたこと、神様のみ姿を捨てて卑しい
人間と同じようになられた事である。

このように謙遜の限りを尽くされて、人を救おうとされ
た究極の謙遜の模範です。この究極の従順によって
神の御心に従われ、しかも十字架にまで神に従って
ご自身を犠牲の子羊として献げられた。キリストが
十字架の上で「完了した」と叫んで息を引き取られた
時、信ずる者の罪はすべて贖われ、消されたのです。

この完全な従順によって、神はキリストを高
く上げてご自身の右の座に着かせられた。
全世界の天上にあるもの、地上に在る者、
地下にあるものすべてが「イエスキリストは
主です」と告白し、父なる神に栄光を帰す
るためです。このキリストの模範に倣うことで、
教会の愛の交わりを築くことが出来ます。

Since 2022/9/1 Updated 2022/9/17