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2022年 10月2日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 8:18-27

8:18 さて、イエスは群衆が自分の周りにいるのを見て、弟子たちに向こう岸に渡るように命じられた。
8:19 そこに一人の律法学者が来て言った。「先生。あなたがどこに行かれても、私はついて行きます。」
8:20 イエスは彼に言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕するところもありません。」
8:21 また、別の一人の弟子がイエスに言った。「主よ。まず行って父を葬ることをお許しください。」
8:22 ところが、イエスは彼に言われた。「わたしに従って来なさい。死人たちに、彼ら自身の死人たちを葬らせなさい。」
8:23 それからイエスが舟に乗られると、弟子たちも従った。
8:24 すると見よ。湖は大荒れとなり、舟は大波をかぶった。ところがイエスは眠っておられた。
8:25 弟子たちは近寄ってイエスを起こして、「主よ、助けてください。私たちは死んでしまいます」と言った。
8:26 イエスは言われた。「どうして怖がるのか、信仰の薄い者たち。」それから起き上がり、風と湖を叱りつけられた。すると、すっかり凪になった。
8:27 人々は驚いて言った。「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどういう方なのだろうか。」

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説教要旨

イエス様の一行はカペナウムで大勢の人々に囲まれ
ていたので、湖を渡って向こう岸に行こうとしていた。
その時イエスについて行きたいと、弟子を志願する
人がいた。一人は律法学者で、イエスの教えに引か
れて、先生、どこにでもついて行きます、と申し出た。
イエスは「狐には巣穴、鳥にも巣があるが、人の子に
は枕するところもないと、ついてくるために乗り越える
べき困難を話され、この人の甘さを指摘された。

また別の弟子が、ついて行きたいが、まず父を葬っ
てから、と言った。この人の父親が死んだというわけ
ではなく、父親に対する責任を果たしてから、と言う
意味だったので、主は、死人の事はその人たちに任
せて、あなたは私について来なさいと、イエスに従
う弟子の道は他の責任に優先することを教えられた。

イエスの弟子になろうとするには、様々な障害を乗り
越えなければならないことがある。また家族への責
任を捨て置いて従わなければならないこともある。
弟子になろうとするものにはその覚悟が求められる。
イエスの弟子にも、仕事、家族、地域社会の中で生
活しつつキリストの証しをする弟子と、イエス様に招
かれ、従って歩く弟子もいた。いずれにしても、主の
みことばに従う生活は最優先であった。
弟子たちはイエス様と共に船に乗り込んでガリラヤ湖
の向こう岸に渡って行こうとして船出した。すると途
中で強風が吹いて湖が荒れ、船は波をかぶった。
イエス様は疲れがたまっていたのか船の中で眠っ
ておられた。弟子たちはパニックになって「助けて
下さい、死にそうです!」とイエスを揺り起こした。

イエス様は「どうして怖がるのか、信仰の薄い者
たち」と言って起き上がり、湖と風に「静まれ!」
と命じると辺りは静かになった。弟子たちは、風
や湖迄言う事を聞くとは、この方は一体どなただ
ろうか、と驚いた。 主が共におられるならば、
どのような時にも安全です。私たちもこの方を
信頼して、安心して従って行きましょう。


Since 2022/9/25 Updated 2022/10/2