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2022年 10月30日
主日礼拝

説教
ヨハネの福音書 13:31~38

13:31 ユダが出て行ったとき、イエスは言われた。「今、人の子は栄光を受け、神も人の子によって栄光をお受けになりました。
13:32 神が、人の子によって栄光をお受けになったのなら、神も、ご自分で人の子に栄光を与えてくださいます。しかも、すぐに与えてくださいます。
13:33 子どもたちよ、わたしはもう少しの間あなたがたとともにいます。あなたがたはわたしを捜すことになります。ユダヤ人たちに言ったように、今あなたがたにも言います。わたしが行くところに、あなたがたは来ることができません。
13:34 わたしはあなたがたに新しい戒めを与えます。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。
13:35 互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるようになります。」
13:36 シモン・ペテロがイエスに言った。「主よ、どこにおいでになるのですか。」イエスは答えられた。「わたしが行くところに、あなたは今ついて来ることができません。しかし後にはついて来ます。」
13:37 ペテロはイエスに言った。「主よ、なぜ今ついて行けないのですか。あなたのためなら、いのちも捨てます。」
13:38 イエスは答えられた。「わたしのためにいのちも捨てるのですか。まことに、まことに、あなたに言います。鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」

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当日の説教
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説教要旨

イエス様は初めて、弟子たちのことを「子どもたちよ」と呼ばれました。わたしが愛するわたしの子どもたちよ、あなたがたといられるのはもうわずかです。別れる時が近づいています。わたしが行くところには、今はあなたがたはついてくることはできないのです。

そしてイエス様は「新しい戒め」を与えられました。旧約聖書には、「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」(レビ19:18)という戒めがあります。イエス様が教えらえた「新しい戒め」「新しい愛」とは、自分の同国人、自分を愛してくれる人への愛ではなく、イエス様が弟子たちに示された愛でした。さらに、「わたしがあなたがたを愛したように」と新しい基準を設けました。

ここまで聞いてペテロはイエス様に尋ねました。あなたが行こうとしておられる場所はどこにあるのですか。私はあなたから離れたくありません。あなたと別れるくらいなら私のいのちを捨てる覚悟ができています、と。ペテロは、捕らわれたイエス様を見届けようとついていくのですが、イエス様が言われたとおり鶏が鳴くまでに、三度イエス様を知らないと言ってしまうのです。

イエス様の十字架の愛を知って初めて、ペテロはイエス様がペテロの足を洗われたように、罪からきよめられ、イエス様についていくことができる者に、イエス様のために死ぬことができる者に造り変えられていくのでした。

私たちはイエス様の十字架によって贖われ、互いに愛し合う者に生まれ変わらされました。私たちはそのことを思い、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」というおことばを心に刻みたいと思います。

Since 2022/10/24 Updated 2022/10/27