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2022年 11月20日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 10:24~33

10:24 弟子は師以上の者ではなく、しもべも主人以上の者ではありません。
10:25 弟子は師のように、しもべは主人のようになれば十分です。家の主人がベルゼブルと呼ばれるくらいなら、ましてその家の者たちは、どれほどひどい呼び方をされるでしょうか。
10:26 ですから彼らを恐れてはいけません。おおわれているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずにすむものはないからです。
10:27 わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。あなたがたが耳もとで聞いたことを、屋上で言い広めなさい。
10:28 からだを殺しても、たましいを殺せない者たちを恐れてはいけません。むしろ、たましいもからだもゲヘナで滅ぼすことができる方を恐れなさい。
10:29 二羽の雀は一アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽でさえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません。
10:30 あなたがたの髪の毛さえも、すべて数えられています。
10:31 ですから恐れてはいけません。あなたがたは多くの雀よりも価値があるのです。
10:32 ですから、だれでも人々の前でわたしを認めるなら、わたしも、天におられるわたしの父の前でその人を認めます。
10:33 しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも、天におられるわたしの父の前で、その人を知らないと言います。

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当日の説教
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説教要旨

10章は、イエス様が弟子たちを宣教の旅に送り出す
にあたって与えられた教訓である。  世の人々は
イエスの御国の教えに好意的ではなく、むしろ敵対
的であり、そこに弟子たちを送るのは狼の中に羊を
送るようなものだから、弟子たちは蛇のようにさとく、
鳩のように素直であれ、と教えられた。(16)

それでも、人々にキリストの救いを語る時には人を
恐れてはならないこと、恐れるべき方は神様しかい
ない。弟子は師以上の者ではない、とは世の人々が
イエスを迫害したからには、弟子たちもそれ以上の
待遇を期待することはできず、迫害をも覚悟すべき
ことと言われたのです。

神の前にはすべてのことが明らかであるように、
キリストによる救いは人々に明らかにされねばならず、
暗闇でささやかれた神の国の福音は屋根の上で言
い広められなければならない。明かりをともして高い
燭台の上に置くように、人々に広めなければならない。
イエスキリストの弟子達はその役目を与えられている。
それは真に栄誉ある務めですから、神の国の福音を
語るにあたっては、人を恐れてはならない。 我々が
真に恐れなければならないのは、永遠の生命と永遠
の裁きの権威を握っておられる父なる神様だけです。

人々の反対や憎しみの中に、神の国を宣べ伝える者
には主の守りがある。2羽・1アサリオンで売られてい
るような小鳥も、神様の許しがなければその一羽も地
に落ちることはない。わたしたちは小鳥よりも一層
神様のご配慮の中に置かれている。

だから恐れることなく、キリストを証ししよう。
私たちが、イエスは私の主です。と人々の前
で告白するならば、終末の日の法廷で、主は、
私たちを神の国へと受け入れてくださる。
反対に私たちが、イエスを「知らない、」と拒む
ならば、主も私たちを「知らない」と拒否される。

Since 2022/11/17 Updated 2022/11/20