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2022年 11月27日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 11:2~6

11:2 さて、牢獄でキリストのみわざについて聞いたヨハネは、自分の弟子たちを通じて
11:3 イエスにこう言い送った。「おいでになるはずの方はあなたですか。それとも、別の方を待つべきでしょうか。」
11:4 イエスは彼らに答えられた。「あなたがたは行って、自分たちが見たり聞いたりしていることをヨハネに伝えなさい。
11:5 目の見えない者たちが見、足の不自由な者たちが歩き、ツァラアトに冒された者たちがきよめられ、耳の聞こえない者たちが聞き、死人たちが生き返り、貧しい者たちに福音が伝えられています。
11:6 だれでも、わたしにつまずかない者は幸いです。」

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当日の説教
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説教要旨

バプテスマのヨハネは、かつてヨルダン川でイエスにバプ
テスマを授けた人で、メシアの到来を告げる役割を担っ
た大預言者であるが、この 頃は、ガリラヤ国主ヘロデ・
アンテパスの怒りを買って獄中にあった。そのヨハネが
獄中でイエスの噂を聞いて、本当にイエスはメシアか?
と確かめたく、弟子を遣わしてイエス様に尋ねさせた。
イエス様の答えは、「あなた方がここで見聞きした出来
事をヨハネに報告しなさい」 だった。
イスラエルの長い歴史の中で、イザヤなどが預言してき
たメシアが来る、という期待が先祖代々語り伝えられて、
イスラエルの民には、神の民としての信仰と行ないが求
められていた。だから目を覚まして待つようにと、意識
的な信仰が求められていた。この時ヨハネの弟子たち
が見聞きした、イエス様の出来事とは、病や体の不自
由な人々が癒され、貧しい者が救われるなど、神の救
いが現実となって表れている事だった。
今日のキリスト者、神の民も、メシアを待ち望んでいた
イスラエルの民と同じ立場にいる。十字架で殺され、復
活し、天に帰られたイエス・キリストが、もう一度地を裁く
ために地上に来られる「再臨」を待ち望むことである。
マタイ24章には、イエスが世の終わりに来られる時の前
兆が書かれている。偽キリスト、戦争、民族間の対立、
食糧危機、地震など、どの時代にもありそうな事だが、
今は最も鮮やかに世界の終末の兆候を示している。

今日の戦争が、核兵器を使った最終戦争など、
人類存続の危機の兆候を示し、世の終末の近い
ことを思わせている。アドベント、キリストを待ち
望むと言う意味を弁えつつ、マタイ24,25章の
終末の心構え持って生きよう。

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