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2022年 12月4日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 10:34~39

10:34 わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはいけません。わたしは、平和ではなく剣をもたらすために来ました。
10:35 わたしは、人をその父に、娘をその母に、嫁をその姑に逆らわせるために来たのです。
10:36 そのようにして家の者たちがその人の敵となるのです。
10:37 わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。
10:38 自分の十字架を負ってわたしに従って来ない者は、わたしにふさわしい者ではありません。
10:39 自分のいのちを得る者はそれを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを得るのです。

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当日の説教
♪ 事前録音分


説教要旨


イエス様が12弟子を宣教の旅に遣わすにあたって
の指示の中で、イエスは「私が来たのは地上に平和
をもたらすために来たのではなく、剣をもたらすため
に来たのだ、と言われた。父と子、母と娘、嫁と姑の
争うようになるという言葉に驚きます。この言葉は、
旧約聖書のミカ書からの引用で、イザヤと同じBC8
世紀頃の預言者で、イスラエルの民の不信仰と、互
いに争う自己中心と愛の欠如を批判した予言です。
イエス様はそのミカの預言を引用して、この時代に
起きる事、キリストの出現によって人の罪が表に現わ
れ、信ずる者と信じない者の間にも分断が起きるこ
とが語られます。 イエスの「平和をもたらすために
来たのではない、」と言う言葉があるが、むろん
イエス、キリストが来られたのは争いを起こすこと
が目的ではなく、救い主として来たが、結果とし
てそうなる、と言う意味です。
またイエス・キリストを信ずるか否かによって、家族
の間にも分裂が起きることがあることを示します。
十戒にあるように、父母を敬うことは人間として最も
大切な戒めであるが、それは根底に神への信仰が
あることが大切で、無信仰の中での単なる家族愛は、
堕落を防ぐことはできない。私たちが神様に従うとき
に家族からの反対を受け、家族と道を異にすること
があるが、私たちは大切な家族の為、ひたすら祈ら
ねばなりませんが、結果は神様の御手の中にありま
すが、神は私たちに耳を傾けていて下さるお方です。

「私よりも家族を愛する者は私にふさわしくない」
「自分を捨て、自分の十字架を負って私に従っ
てこないものは私にふさわしくない。」
暗い人の世に静かにお生まれになった神の子
キリストを心にお迎えし、そこに表された神の愛
を受けた者として、私達もまた自分を献げて主
に従って行きましょう。

Since 2022/11/27 Updated 2022/12/3