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2022年 12月11日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 11:7-14

11:7 この人たちが行ってしまうと、イエスはヨハネについて群衆に話し始められた。「あなたがたは何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。
11:8 そうでなければ、何を見に行ったのですか。柔らかな衣をまとった人ですか。ご覧なさい。柔らかな衣を着た人なら王の宮殿にいます。
11:9 そうでなければ、何を見に行ったのですか。預言者ですか。そうです。わたしはあなたがたに言います。預言者よりもすぐれた者を見に行ったのです。
11:10 この人こそ、『見よ、わたしはわたしの使いをあなたの前に遣わす。彼は、あなたの前にあなたの道を備える』と書かれているその人です。
11:11 まことに、あなたがたに言います。女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネより偉大な者は現れませんでした。しかし、天の御国で一番小さい者でさえ、彼より偉大です。
11:12 バプテスマのヨハネの日から今に至るまで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。
11:13 すべての預言者たちと律法が預言したのは、ヨハネの時まででした。
11:14 あなたがたに受け入れる思いがあるなら、この人こそ来たるべきエリヤなのです。

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当日の説教
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説教要旨


バプテスマのヨハネの弟子たちが帰ったあと、
イエス様はヨハネの事を話し始めました。
ヨハネは俗世を離れ、荒野で神の声を聞く生活
をして、人々に、悔い改めてバプテスマを受けて、
神に立ち帰るようにと説いた預言者です。
ヨハネの許には多くの人が訪れて、ヨハネの言
葉を聞きました。悔い改めてバプテスマを受け
て神に立ち帰り、弟子となる者もありました。

人々は何を求めて荒野に行ったのか。葦が風に
揺れる風景か、柔らかい着物を着たセレブか、
他でもない預言者、それ以上の者、と主イエス
は言われる。人々に罪を悔い改めて神に立ち帰
るよう説いた預言者。女から生まれた者の中で
最も偉大な者、と言われたのは、主イエスの到
来を告げ知らせた先駆者の働きの結果でしょう。
王の権威をも憚らずに罪を指摘したため囚われ、
その後首をはねられての殉教でした。

14「この人こそ来たるべきエリヤなのです。」は
旧約聖書の一番最後にある「大いなる恐るべき
日の前に預言者エリヤを遣わす」と書かれ、
救いの到来を先触れする預言者のことです。
ヨハネはまさにその人でした。
12バプテスマのヨハネ以来、天のみ国は激しく
攻められている」とは何か。激しく攻められて
いる、と言う同じ言葉は、ルカの16:16では、
「誰でも力ずくでそこに入ろうとしている」と
訳されて、天国に入ろうとする人のラッシュ
が起きている、と言う意味です。  

イエスキリストによって、世界に救いが
訪れ、多くの人が神の国に入って行くよう
になったのです。そのイエス・キリストの
お生まれを記念するクリスマスです。私た
ちもイエスキリストの誕生の意味を人々に
告げ知らせましょう

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UIpdated 2022/12/10