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2022年 12月25日
主日礼拝

説教
ルカの福音書 2:8-14

2:8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主が1 お生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
2:14
 「いと高き所で、栄光が神にあるように。
 地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」

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♪ 当日の説教


説教要旨


今から2,000年ほど前、ユダヤのベツレヘムの町に
近い野原に、羊飼いたちが野宿しながら羊の番をし
ていた。その夜中に、突然光がさして天使が現れた。
天使は、この民に大きな喜びが与えられる、と知ら
せに来た、と言い、「今日ダビデの町であなたがたの
ために救い主がお生まれになりました。この方こそ
主キリストです。布にくるまって飼葉桶に寝ている
みどりご、それがメシアのしるしです。」と告げた。
「大きな喜び」とは、この民に、そして全人類に赦しと
解放の時が来たことです。 しかしその大きな喜びの
知らせが、真先に羊飼いに来たのはなぜでしょうか。
これは謎です。天使がそのような大きな知らせを持っ
て来るとしたら、国王か、ローマ総督か祭司長の所
ではないでしょうか?
羊飼いは貧しい底辺の労働者でした。しかも弱い羊
を放っておけないので、夜昼、安息日でもついていな
ければなりません。それでユダヤ人の礼拝や祭りにも、
集会にも出られない不信仰者、ユダヤ教から破門され
た失格者として社会から相手にされない人々でした。

但し人によってでしょうが野山に羊と共に生き、自然
に神との対話に導かれ、傲慢や貪欲と無関係の純粋
な信仰の人だったかもしれません。モーセやダビデも
若いころ、羊飼いの経験者でした。 いずれにしても
神様は彼らを選んで真っ先に喜びの知らせを告げて、
人々に知らせたのです。
私たちも人々の救いのためにお生まれになった
主キリストを喜び迎え、人々に告げ知らせよう。

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