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2023年 1月8日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 11章 20-25

11:20 それからイエスは、ご自分が力あるわざを数多く行った町々を責め始められた。彼らが悔い改めなかったからである。
11:21 「ああ、コラジン。ああ、ベツサイダ。おまえたちの間で行われた力あるわざが、ツロとシドンで行われていたら、彼らはとうの昔に粗布をまとい、灰をかぶって悔い改めていたことだろう。
11:22 おまえたちに言う。さばきの日には、ツロとシドンのほうが、おまえたちよりもさばきに耐えやすいのだ。
11:23 カペナウム、おまえが天に上げられることがあるだろうか。よみにまで落とされるのだ。おまえのうちで行われた力あるわざがソドムで行われていたら、ソドムは今日まで残っていたことだろう。
11:24 おまえたちに言う。さばきの日には、ソドムの地のほうが、おまえよりもさばきに耐えやすいのだ。」
11:25 そのとき、イエスはこう言われた。「天地の主であられる父よ、あなたをほめたたえます。あなたはこれらのことを、知恵ある者や賢い者には隠して、幼子たちに現してくださいました。

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当日の説教
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説教要旨


主はガリラヤの町々コラジン、ベツサイダ、カペナウム
を憐れむように声をあげられる。大工の子としてナザ
レで育ち、後に公生涯の多くの時を過ごしたガリラヤ。
湖で働く漁師たちや税関で働く取税人に声をかけて
弟子として招かれたガリラヤ湖畔の町々。また多くの
病人や、障碍者、悪霊に憑かれた者を癒す奇跡を
行われた所。これらの町々で主の宣教によって多く
の人々が信じ、救われたが、律法学者、パリサイ派
など、反対派の有力者には信じない者も多かった。
故郷のナザレで会堂から引きずり出されて町はずれ
の崖から突き落とされそうになったこともある。

主イエス様は、旧訳のヨナ書にあるニネベの町が、
ヨナの警告を聞いて神を信じ、悔い改めたように(ヨ
ナ書3章)街中皆が悔い改めることを願って宣教して
おられた。だから愛する故郷の町々の不信仰を思
って嘆き、旧約聖書にある悪徳と堕落の町々を例に
挙げて、ガリラヤの町々でイエス様がなさった奇跡の
わざが、ソドムやゴモラなどの町で行われたならば、
そこの人々は神様のみわざを見て、恐れに震えて
その罪を悔い改めたであろう。(しかしソドムもゴモラ
もその機会に恵まれなかった)

多くの奇跡のみわざ、神の力を目にしながら、立ち
帰らないガリラヤの町の人の罪はソドムより重い、と
告発された。たかが大工の子、と見くびって排斥
したナザレの人々のように、現代ではキリスト教を古
臭い、非合理など様々な批判が為されるが、その声
に流されて、神の啓示に心を閉じる者がある。

私達も人類を救うためにご自分を献げて贖
いを成し、私たちを招いておられるキリストの
み声を聞き、従いたい。

Since 2023/1/4 Updated 2023/1/7