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2023年 2月5日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 13:24-30,36-43

13:24 イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は次のようにたとえられます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。
13:25 ところが人々が眠っている間に敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて立ち去った。
13:26 麦が芽を出し実ったとき、毒麦も現れた。
13:27 それで、しもべたちが主人のところに来て言った。『ご主人様、畑には良い麦を蒔かれたのではなかったでしょうか。どうして毒麦が生えたのでしょう。』
13:28 主人は言った。『敵がしたことだ。』すると、しもべたちは言った。『それでは、私たちが行って毒麦を抜き集めましょうか。』
13:29 しかし、主人は言った。『いや。毒麦を抜き集めるうちに麦も一緒に抜き取るかもしれない。
13:30 だから、収穫まで両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時に、私は刈る者たちに、まず毒麦を集めて焼くために束にし、麦のほうは集めて私の倉に納めなさい、と言おう。』」

13:36 それから、イエスは群衆を解散させて家に入られた。すると弟子たちがみもとに来て、「畑の毒麦のたとえを説明してください」と言った。
13:37 イエスは答えられた。「良い種を蒔く人は人の子です。
13:38 畑は世界で、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らです。
13:39 毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、収穫は世の終わり、刈る者は御使いたちです。
13:40 ですから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそのようになります。
13:41 人の子は御使いたちを遣わします。彼らは、すべてのつまずきと、不法を行う者たちを御国から取り集めて、
13:42 火の燃える炉の中に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
13:43 そのとき、正しい人たちは彼らの父の御国で太陽のように輝きます。耳のある者は聞きなさい。

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当日の説教
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説教要旨


主は、天のみ国はこのようなもの、として様々な譬え
を語られた。その一つ、毒麦の譬えはこのようである。
 ある人が自分の畑に良い種をまいたところ、敵が
ひそかに麦の中に毒麦を蒔いていった。毒麦が芽
を出して実をつけるようになってそのことが分かった。

しもべ達はそれを見つけて、主人に、毒麦を抜きま
しょうかと尋ねると、主人は、途中で抜くと間違って
良い麦まで抜いてしまうかもしれないので、刈り入れ
時までそのままにしておくようにと命じられた。

途中だと見分けにくく、抜く時間違えるかもしれない。
収穫の時、刈ってから分けるならば間違いがない、
ということである。
主人とは神様で、愛に富み忍耐強いお方で、良い
麦が間違って抜かれることを心配しておられる。
人が気短に、悪者と決めつけて人を裁こうとすると、
人を見誤る恐れがある。
人はうわべを見るが、主は心を見る。(1サム16:7)
裁きは主にお任せするほかない。

また、私たちが神を裏切ってしまったと思うときにも、
私たちが主のみ言葉を聞いて心から悔い改めるよう
に、と主は願い、待っておられる。しかし、それはい
つまでも、と言うわけではない。人にはやがて裁きの
時が訪れる。(40)

その時、毒麦は集められて火で燃やされる。
最後の審判のときは突然忍び足でやって来る。
いつか分からないから、花婿を待つ娘たちの
ように、目を覚まして、待っているようにと、
主イエス様は繰り返し語っておられる。

Since 2023/1/30 Updated 2023/2/2