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2023年 2月12日
主日礼拝

説教
マタイの福音書 20:1-16

20:1 天の御国は、自分のぶどう園で働く者を雇うために朝早く出かけた、家の主人のようなものです。
20:2 彼は労働者たちと一日一デナリの約束をすると、彼らをぶどう園に送った。
20:3 彼はまた、九時ごろ出て行き、別の人たちが市場で何もしないで立っているのを見た。
20:4 そこで、その人たちに言った。『あなたがたもぶどう園に行きなさい。相当の賃金を払うから。』
20:5 彼らは出かけて行った。主人はまた十二時ごろと三時ごろにも出て行って同じようにした。
20:6 また、五時ごろ出て行き、別の人たちが立っているのを見つけた。そこで、彼らに言った。『なぜ一日中何もしないでここに立っているのですか。』
20:7 彼らは言った。『だれも雇ってくれないからです。』主人は言った。『あなたがたもぶどう園に行きなさい。』
20:8 夕方になったので、ぶどう園の主人は監督に言った。『労働者たちを呼んで、最後に来た者たちから始めて、最初に来た者たちにまで賃金を払ってやりなさい。』
20:9 そこで、五時ごろに雇われた者たちが来て、それぞれ一デナリずつ受け取った。
20:10 最初の者たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思ったが、彼らが受け取ったのも一デナリずつであった。
20:11 彼らはそれを受け取ると、主人に不満をもらした。
20:12 『最後に来たこの者たちが働いたのは、一時間だけです。それなのにあなたは、一日の労苦と焼けるような暑さを辛抱した私たちと、同じように扱いました。』
20:13 しかし、主人はその一人に答えた。『友よ、私はあなたに不当なことはしていません。あなたは私と、一デナリで同意したではありませんか。
20:14 あなたの分を取って帰りなさい。私はこの最後の人にも、あなたと同じだけ与えたいのです。
20:15 自分のもので自分のしたいことをしてはいけませんか。それとも、私が気前がいいので、あなたはねたんでいるのですか。』
20:16 このように、後の者が先になり、先の者が後になります。」

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当日の説教
♪ 事前録音分


説教要旨


ブドウ園の主人は、穫り入れのための労働者を求め
て早朝から出かけて、朝6時から1日1デナリの
約束で雇ってきた。しかし人手が足りないので9時
にまた出かけて雇ってきた。これを繰り返して、夕方
5時にも追加で雇い入れた。

夕方仕事を終えて労賃を払うときに、まず夕方から
の労働者に1デナリが支払われた。続いて途中か
らの人にも1デナリが支払われ、最後に早朝6時か
らの労働者にも約束通り1デナリが支払われたので、
彼らが不満を言い出した。「何で長く働いた我々が、
夕方から来た者と同じなのか」

主人は、「私は夕方からの人にも1デナリ払ってやり
たいのだ。あなたには約束通り支払ったではないか。」
と答える。この、普通とはちょっと違う主人の気前の
良さは、何であろうか。
これは神様の救いを表す譬えである。 神の救いは
当人の努力や功績と関わりなく、ただ信ずる者に与
えられる神様の恵みであることを教えているのです。
 
朝から働いたものも、夕方から働いたものもみな同じ
神様の恵みによって救いに与りました。
ローマ3:24神の恵みにより、キリスト・イエス
による贖いを通して、値なしに義と認められる
からです。

私は9年前に73歳で牧師にしていただきましたが、
まことに午後5時の労働者みたいに足りない者です
が、ここまで皆さんの祈りに支えられて、神様の恵み
によって守られてきたことは感謝です


Since 2023/2/7 Updated 2023/2/10