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2023年 3月26日
主日礼拝

説教
使徒 20:17-32

20:17 パウロはミレトスからエペソに使いを送って、教会の長老たちを呼び寄せた。
20:18 彼らが集まって来たとき、パウロはこう語った。「あなたがたは、私がアジアに足を踏み入れた最初の日から、いつもどのようにあなたがたと過ごしてきたか、よくご存じです。
20:19 私は、ユダヤ人の陰謀によってこの身に降りかかる数々の試練の中で、謙遜の限りを尽くし、涙とともに主に仕えてきました。
20:20 益になることは、公衆の前でも家々でも、余すところなくあなたがたに伝え、また教えてきました。
20:21 ユダヤ人にもギリシア人にも、神に対する悔い改めと、私たちの主イエスに対する信仰を証ししてきたのです。
20:22 ご覧なさい。私は今、御霊に縛られてエルサレムに行きます。そこで私にどんなことが起こるのか、分かりません。
20:23 ただ、聖霊がどの町でも私に証しして言われるのは、鎖と苦しみが私を待っているということです。
20:24 けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。
20:25 今、私には分かっています。御国を宣べ伝えてあなたがたの間を巡回した私の顔を、あなたがたはだれも二度と見ることがないでしょう。
20:26 ですから、今日この日、あなたがたに宣言します。私は、だれの血に対しても責任がありません。
20:27 私は神のご計画のすべてを、余すところなくあなたがたに知らせたからです。
20:28 あなたがたは自分自身と群れの全体に気を配りなさい。神がご自分の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、聖霊はあなたがたを群れの監督にお立てになったのです。
20:29 私は知っています。私が去った後、狂暴な狼があなたがたの中に入り込んで来て、容赦なく群れを荒らし回ります。
20:30 また、あなたがた自身の中からも、いろいろと曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起こってくるでしょう。
20:31 ですから、私が三年の間、夜も昼も、涙とともにあなたがた一人ひとりを訓戒し続けてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。
20:32 今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。みことばは、あなたがたを成長させ、聖なるものとされたすべての人々とともに、あなたがたに御国を受け継がせることができるのです。


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当日の説教
♪ 事前録音分


説教要旨


パウロは3回目の伝道の帰り道、かつて3年以上留
まって宣教に努めたエペソの教会を訪ねたいという
思いを抑えて、次のミレトに上陸して、エペソの長老
たちを招いた。 これからユダヤに行けば、もう2度と
エペソの兄弟たちに会うことはないと予想され、長老
たちに心を込めて今後の励ましを与えた。今後教会
は大きな迫害に会い、困難にたち向かうことになる。

私は3年間、戦いの中であなたがたひとりひとりに
主からの恵みの福音を語り、教えて来た。これから
エルサレムに上れば、もう2度と顔を見ることはない。
今後の教会に起こる嵐の中で、あなた方が群れの
一人一人に気を配ってほしい。私が3年間一人一
人に訓戒したことを思い起こして目を覚ましていなさい。

いま私はあなた方を神とその恵みのみ言葉に委ねる。
御言葉はあなた方を成長させ、聖なるものと・・・人と
共にあなた方に御国を継がせることができるのです。
もうこれ以上自分にはできることがない。エペソの教
会の信徒、長老(今日の牧師を含む)が互いに仕え、
成長し、天のみ国を受け継ぐものとなるには、神と、
神の言葉に信頼し、委ねるしかない。

これまでパウロに導かれ、励まされて信仰の歩みを
共にしてきたエペソの兄弟たちが、これからは人の
導き助けではなく、御言葉に従い、神の助けを頼り
に歩むべきであることを教える。 

パウロのように3年間昼も夜も涙をもって・・とま
で言えませんが、9年間神の言葉である聖書
を語ってきました。これからはお会いすること
はあまりないかもしれませんが、神と、その恵
みのみ言葉にあなた方を委ねます。これから
は車先生が語って下さる聖書のみ言葉を神の
言葉として受け止め、それによって成長し、
聖なる者とされた道を歩まれるように祈ります。

Since 2023/3/18 Updated 2023/3/26