○○
2023年 6月25日
主日礼拝

説教
約束を受けるための準備

使徒の働き 1:12~26

1:12 そこで、使徒たちはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムに近く、安息日に歩くことが許される道のりのところにあった。
1:13 彼らは町に入ると、泊まっている屋上の部屋に上がった。この人たちは、ペテロとヨハネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった。
1:14 彼らはみな、女たちとイエスの母マリア、およびイエスの兄弟たちとともに、いつも心を一つにして祈っていた。
1:15 そのころ、百二十人ほどの人々が一つになって集まっていたが、ペテロがこれらの兄弟たちの中に立って、こう言った。
1:16 「兄弟たち。イエスを捕らえた者たちを手引きしたユダについては、聖霊がダビデの口を通して前もって語った聖書のことばが、成就しなければなりませんでした。
1:17 ユダは私たちの仲間として数えられていて、その務めを割り当てられていました。
1:18 (このユダは、不義の報酬で地所を手に入れたが、真っ逆さまに落ちて、からだが真っ二つに裂け、はらわたがすべて飛び出してしまった。
1:19 このことは、エルサレムの全住民に知れ渡り、その地所は彼らの国のことばでアケルダマ、すなわち『血の地所』と呼ばれるようになっていた。)
1:20 詩篇にはこう書いてあります。『彼の宿営が荒れ果て、そこから住む者が絶えますように。』また、『彼の務めは、ほかの人が取るように。』
1:21 ですから、主イエスが私たちと一緒に生活しておられた間、
1:22 すなわち、ヨハネのバプテスマから始まって、私たちを離れて天に上げられた日までの間、いつも私たちと行動をともにした人たちの中から、だれか一人が、私たちとともにイエスの復活の証人とならなければなりません。」
1:23 そこで彼らは、バルサバと呼ばれ、別名をユストというヨセフと、マッティアの二人を立てた。
1:24 そしてこう祈った。「すべての人の心をご存じである主よ。この二人のうち、あなたがお選びになった一人をお示しください。
1:25 ユダが自分の場所へ行くために離れてしまった、この奉仕の場、使徒職に就くためです。」
1:26 そして、二人のためにくじを引くと、くじはマッティアに当たったので、彼が十一人の使徒たちの仲間に加えられた。

♪
後日Up予定
当日の説教


説教要旨


祈りは、神の子どもである一人ひとりにとって、 キリスト者としての信仰生活に不可欠なものです。

マタイの福音書 4 章 1 11 節で、私たちの主イエスは私たちに最もよい模範を示してくださいました。 まだ伝道を始める前、バプテスマを受けてから、聖霊の導きで荒野に行き悪魔の試みを受けられました。 40 日後空腹になったところで、悪魔が「あなたが神の子なら、この石がパンになるように命じたらどうか」等とイエスを試しました。しかし主イエスは神により頼み、これらの全てに勝利されました。この箇所に祈りと言う言葉はでてきません。しかしこの後のイエスの生活の中から、 この 40 日間イエスがずっと祈っていたことを見ることができます。イエ スはこれらの試みに勝利されてから、福音を伝えることを始められ、様々な奇跡が彼と共にありました。伝道をしていく中で、イエスは祈りの生活を止めることはありませんでした。彼はよく一人で夜通し山の上で祈っていました。彼は一人で祈るだけではなく、弟子達と共に祈ることを望んでおられました。

マルコの福音書 14 章 3241 節、ルカの福音書 22 章 39 46 節では、イエスが弟子達を連れてオリーブ山のゲツセマネの園で 祈られたことが書いてあります。しかし弟子達は寝てしまったのです。イエスは弟子達に目を覚まして共に祈るようにと何度も 言われました。しかし弟子達はやはり眠ってしまったのです。そこでイエスは「目を覚まして、祈り続けなさい。心は燃えていても、肉体は
弱いのです。」と言われました。それでも弟子達はイエスと共に祈り続けることが できず、また眠ってしまったのです。イエスは更に切に祈られ、汗が血のしずくのように地に落ちました。祈りはイエスの毎日の生活であり、奉仕であり、生命の一部分でありました。

私たちの信仰生活 にとって 祈りは 、 私たちの体が 呼吸を必要としているのと同じです。もし私たちが呼吸 するのを止めてしまったら、私たちの生命は終わり です。もし私たちが祈りを止めたなら、それと同じです。少しずつ神さまとの関係が疎遠になり、様々な出来事にまとわりつかれ、信仰の道で努力したくなくなり、教会での奉仕や、福音を伝えること、兄弟姉妹に関心を持つことなど、神の家のことに熱心でなくなります。それでは、私たちはどのようにその現状を変えていったらい い でしょう。

使徒の働き 1 章14 節に は 、みんなで一緒に、心を合わせて、祈りに専念していたとあります。福音書 では主が 私たちに目を覚まして祈るように語ります。テサロニケ人への手紙第一 5 章 17 節には絶えず祈りなさいとあります。 そうすることで、神 に 対する 態度が 変えられ 、 神の 心を 思うようになり 、 人との関係 も 更によくなり、更に親しくなり、更に神の祝福を受けるものへと変えられていきます。

Since 2023/6/23 Updated 2023/6/24