すると、パリサイ人たちや彼らのうちの律法者たちが、イエスの弟子たちに向かって小で文句を言った。「なぜあなたがたは、取人たちや罪人たちと一に食べたりんだりするのですか。」 そこでイエスは彼らに答えられた。「者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です
(ルカ 5:3032)

○○
2023年 12月24日
主日礼拝

説教
羊飼いたちが聞いた 大きな喜びの知らせ

ルカの福音書 2章8~20節

:2:8 さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。
2:9 すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。
2:10 御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。
2:11 きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。
2:12 あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。
2:13 するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、
2:14 「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。
2:15 御使たちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼たちは「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせ下さったその出来事を見てこようではないか」と、互に語り合った。
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフ、また飼葉おけに寝かしてある幼な子を捜しあてた。
2:17 彼らに会った上で、この子について自分たちに告げ知らされた事を、人々に伝えた。
2:18 人々はみな、羊飼たちが話してくれたことを聞いて、不思議に思った。
2:19 しかし、マリヤはこれらの事をことごとく心に留めて、思いめぐらしていた。
2:20 羊飼たちは、見聞きしたことが何もかも自分たちに語られたとおりであったので、神をあがめ、またさんびしながら帰って行った。

車 孝振 牧師
♪
当日の説教


説教要旨


A.    羊飼いたちが聞いたイエスの誕生のお知らせ

今日、私たちがんだ聖書の容は、イエスがベツレヘムという小さな町で生まれた知らせを野原で羊を飼っていた羊飼いたちに天使がえてくれたという容です。この話は三つの質問があります。イエスはなぜベツレヘムというところで生まれたのでしょうか。 そして、なぜ飼い葉おけにかせなければならなかったのでしょうか。 羊飼いたちがイエスを訪ねてきて祝うことがどんな意味だったのでしょうか。

まずイエス様がベツレヘムというところで生まれた理由です

イエス
の母親であるマリアと父親であるヨセフが住んでいたところはおそらくナザレだったでしょう。ところが、ナザレという町からかなり離れたベツレヘムというところで生まれたのは、その時のイスラエルを支配していたロマの行政的命令のためでした。時、ロマの皇帝は史的に有名なアウグスティヌスでした。 彼はロマの最初の皇帝となり、神として崇された支配者でした。そんなアウグスティヌスが時支配していたに自分のふるさとにって住民登するよう命令します。これがルカ福音書に記録されています。

1.そのころ、全世界の住民登をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
2.これは、キリニウスがシリアの督であったときの、最初の住民登であった。
3.人
はみな登のために、それぞれ自分の町にって行った。(ルカ213


それでヨセフのふるさとであるベツレヘムに行って住民登録しなければならないのですが、この時マリアのお腹の中にイエス様がいらっしゃってベツレヘムでイエス様が生まれることになったのです。

では、なぜイエス様が飼い葉おけに寝かせなければならなかったのでしょうか。 この命令を聞いた多くの人々が住民登録のために移動したので、ベツレヘムも人でいっぱいだったはずです。それでヨセフとマリアが泊まる旅館が足りなかったでしょう。それでも親切な人が馬小屋でも提供してくれたので、幸い無事に出産できました。ですら、イエス様が生まれた町がベツレヘムになりました。

テキスト ボックス: 「ベツレヘム・エフラテよ、 あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」(ミカ5:2)





このような内容がすでに旧約聖書に予言されていました。

それゆえ、主は自ら、あなたがたに一つのしるしをえられる。見よ、女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。(イザヤ書714


これはイエス様が生まれた時から700年前にミガという預言者が予言した内容です。だからイエス様は旧約聖書に預言者が予言した通りに生まれたのです。このような部分はもう一つありますが、マリアが結婚していない娘としてイエス様を妊娠したのです。

これはまだ男と結婚していないマリアを通してイエス様が生まれるということを、預言者イザヤが700年前に予言したものです。 このような過程を通じてイエス様が生まれ、野原で羊を飼っていた羊飼いたちにも天使がイエス様の誕生を知らせてくれたのです。

ところで、なぜ羊飼いだったのでしょうか。 彼らが誰だから天使がこんな大きな喜びの知らせを教えてくれたのでしょうか。イエス様が生まれる時の羊飼いたちは身分が非常に低い人々でした。ただ身分が低いほどではなく、人々に無視される部類の人々と思われました。当時の人々は、互いに冗談で「なぜ羊飼いのように嘘をつくの」と言うほど嘘が上手で良くない人々と呼ばれました。誰よりも誠実に働きますが、人々に無視される仕事を持った人々でした。 ところが、このような人々にイエス様の誕生の知らせを天使から聞くようになったということ、これがまさに教会が伝える福音です。


最もイスラエルの王から低いところにいる羊飼いたちのような人々にまでイエス様が生まれたという知らせが聞かれたのは差別がない神様の愛を現れたのです。それでイエス様の生まれたところが誰でも行って見られる馬小屋になったのです。特に人々に無視された羊飼いたちのような人々にイエス様が直接訪ねて行って一緒に食べたり飲んだりする姿を見せて下さいました。

私たちはみなイエス様を必要とする霊的な病人です。このような私たちのためにイエス様が地上に来られたのです。これが大きな喜びのしらせです。






彼らはこの知らせを聞いて急いで行ってイエス様を見ました。そして、自分たちが聞いた通り、イエス様が生まれたことを見て、神様おあがめ、賛美しながら帰りました。

一人の日本人を紹介しながら説教を終わりにしたいと思います。

私が日本にる前に宣師の準備するために合神宣教会というところに通ったことがありました。韓の水原(スウォン)というところにあるところです。 水原(スウォン)はイサンというドラマに出てくる正祖(チョンジョ)という朝鮮の王が自分の母親のために小さな王宮を建てたところです。 また、な政治的理由で城を作って年訪れた場所でもあります。 今はその城跡がって素敵な光地になりました。 私が通っていた宣教会の隣に小さな教会がありましたが、が管理する文化財の表示がされていました。 平凡に見える小さな教会がなぜ文化財になったのかと資料を探してみると驚くべき事を知るようになりました。

教会の名前は東信教会(スウォンドンシン教会)です。この教会を建てた牧師は日本人乘松雅休という方でした。

18971223日、乘松先生は家族(夫人、息子)と一に朝鮮にました。 乘松先生は最初の日本人宣師と呼ばれるようになり、朝鮮にて小さな家を一軒用意して水原(スウォン)に定着しました。 しかし、その時期は日本が朝鮮を合(1910)した時期で、日本人にする朝鮮人の感情が良くない時でした。 それでもノリマツ牧師は他の日本人とは大きな違いを見せました。 まず、乘松先生は自分が住んでいた家を「聖書講論所」と名づけ、朝鮮人にする宣を進めました。 この過程で彼自身が和服ではなく韓服を着て生活したり、自分の息子には韓語をえるなど現地化された宣を目指しました。 同時代の日本人と比べると、乘松先生は朝鮮人にする態度ではっきりと差を見せたわけたのです。 この時、乘松先生の姿に感銘を受けたキム·テジョンという方が水原川の土地を乘松先生に渡すことになりますが、この土地に建てた「水原城西講堂」が今の水原東信教会(スウォンドンシン教会)だったそうです。 謙遜で朝鮮を愛した乘松先生の妻佐藤さんは10年間結核で苦し、朝鮮で亡くなりました。 水原橋山(スウォングンギョサン)というところにはその方のお墓がっているそうです。 そして乘松先生は1914年に日本にって1921年に亡くなりましたが、朝鮮に自分の納骨を埋めてほしいと言われ、やはり水原光山(スウォングンギョサン)に納骨を埋もれていたのですが、今は東信教会(ドンシン教会)に移り記念碑も建てられました。

日本宣を準備していた私にとって水原東信教会(スウォンドンシン教会)の乘松先生の話はとても感動的でした。 皆さんもよくご存知だと思いますが、日本と韓史的な葛藤を持っています。 しかし、葛藤だけがあったわけではありませんでした。 神の愛を持って朝鮮にて福音をえた乘松先生のような方もいらっしゃいました。

の愛はこのような姿と同じだとおもいます。罪と暗闇でちている世の中にその御子イエスを送り、途切れた神との係を回復させ、互いにわかれた隣人との係も再びつないでくれました。

それでイエスの誕生は大きな喜びの知らせなのです。


Since 2023/12/23 Updated 2023/12/24